三男も長男と同じく世界史なんて大っ嫌い。
「あんな昔のことを一生懸命覚えて何の役に立つのか」といつも言っている。
私もその意見には大賛成だが、受験科目なのだから穴だらけの知識の穴を埋めなければならない。
よくもこんなに雑な記憶で今まで平気でいたもんだと呆れるを通り越して尊敬の念すら覚えたが、やはり長男の時と同様教科書のページ数を年内までの日にちで割って、毎日ほぼ10ページくらいの範囲を三男に暗記させ、口述で訊くことにした。
「第4代カリフは誰で、首都をどこに移したか?」のように。
丸暗記が嫌いな三男が嫌にならないように(小学生かっ)やたら褒めながら和気あいあいとやった。
この方法は楽しくて効率もいいのだが、気になるのは中国の人物たちの漢字。
「ちょうけん」とか元気よく三男は言うものの、果たして彼は漢字で「張騫」と書けるのかというと、まあ9割がた書けないだろう。
似たような字を書くかもしれないけど。
似たような字では点数はもらえないだろうけど。
ただ気にはなるものの、といってちゃんと書かせるとなると猛烈な「嫌いモード」になるので、バッサリ諦めることにした。
(今書いていて、何て甘いのだろうと恥ずかしくなった・・・)