さて、受験の勉強でアップアップしている夏休みには大量の夏休みの宿題をこなす時間がない(もともとウチの子には宿題なんてやるつもりが無いし)。
ドリルなどは私がやるとして(すみません、時効ですよね)問題は自由研究だ。
ほとんどの知識モノには興味がない長男なのに、多分日能研の授業で理科の先生が面白くお話して下さったのだろう、「相対性理論」に興味を持っていた。
それじゃあ買った相対性理論の本を自由研究にしちゃえと、9月1日(!)に始業式から帰宅した後、大きな模造紙に半日かけて相対性理論について書かせた。
長男も楽しそうに色々喋りながら書いていた(もちろん私がこれを書けとか、これは書かないでいいとか細かく口を出していた)が、なんだか夏休みの宿題が楽しくなったのか、次の日(つまり9月2日)の7:50に朝食を食べながら「お母さん、読書感想文も書いてないよ」とか「このプリントややろうかな」とか言い出した。
それは「やらないことにしよう」って言ってたでしょ、もう。
その後、小学校の授業参観で自由研究の発表会があったが、説明している長男も、隣で聞いている先生も、もちろん生徒も、後ろにいる保護者達も誰も全くわからないという空気が満ち溢れていた。
ただ長男は日能研の成績もパッとしないで苦しんでいるのに、この相対性理論により、「頭の良い子」のイメージに拍車がかかり、お母様方に「すごく頭がいいのね」なんて思われちゃったりした。
なお、これに味を占めた私は三男の6年生の時には「フェルマーの最終定理」をやらせたが、これについては相対性理論よりも数倍も分からず、授業参観での説明中も説明後も誰も発言どころか身動きさえしなかった。
もちろん説明している本人も私もまったくわかっていなかったので、突っ込まれる前にそそくさと帰宅した。