虫の知らせ・・・ | アラフィフ社長のひとりごと

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こんにちは!

SWEETA編集長です。


今日は霊感の全くない編集長の不思議な昔話です。


SWEETA編集長は母方のきょうだいで初めての女の子でした。

当時は親戚一同、東京・中野に住んでいてみんなが私の誕生を喜んだそうです。

両親は名古屋で事業を興したばかりで、東京で出産を終えてすぐに名古屋に帰らなければならなかったそう。


ただ出産後、あまり体調の良くなかった母はおとなしく泣きもしない私を祖父母に預けて一旦、兄と一緒に父の待つ名古屋に戻ったそうです。


それから5年半、私は中野の祖父母の家で育ちました。

当時、私は祖父母を両親と勘違いしていたそう。


結構、大事に大事に育ててもらいました。いえ、かなり大事に育ててもらいました(*^_^*)

小学校入学前にようやく父と母と兄(もうその頃は妹も生まれていて)が東京に戻ってきて一緒に暮らすことになったんです。


両親のもとに戻っても私にとって大好きなのは祖父母。

大好きで大好きで大好きで大好きでした。

祖父母も私に甘くて、お正月のお年玉なんかは全員がもらった後にこっそりとまた余分にくれたり。


クリスマスにもお誕生日にもほかの孫よりも私ってちょっと贔屓されてたかな。

小学校高学年まで祖父母と川の字で寝てました(*^_^*)


そうしてこんな我儘なおばさんになってしまったのかな(*^_^*)




中学2年になって祖父が病気で入院することになりました。

「余命3カ月」

肺がんだったんですね。

私は祖父のそばにいたくって当時部活を休部してまでお見舞いに行ってました。


学校の帰り道に病院があったので毎日通ってました。


秋に余命3カ月と言われてたんだけど2月まで頑張りました(*^_^*)


その間、毎日毎日通ってました。

のどに詰まった痰をとってあげたり、ごはんを食べさせてあげたり・・・

テレビを見ながらお話をしたり・・・


どんなに疲れてても毎日通ってました。

看護婦さんからもも「今どき珍しいくらい祖父孝行だね」って褒められるくらい。


ただある日、帰り道にあるのに病院には行かず家に帰ってしまいました。

すっごくすごく疲れてたんですね。

それまでに感じたことのないくらいの疲れで熱もあって、体中が痛くなってしまったんです。

それでうとうと、うとうと寝てしまいました。

少し寝てから病院に行けばいいっかって。


その日、祖父は亡くなりました。


毎日毎日お見舞いに行っていた唯一の私が祖父の最後を看取れなかったんですね。


なぜだか悔しくて、なぜ毎日祖父に会いに行っていた私が最後に会えなくて、たまに来ていた親戚たちが!って。

正直、その場は悲しいって気持ちより悔しいって思いました。寝てしまった自分が悔しいって。

母に泣きつきました。


その時、母が言ったんですよね。

「虫の知らせってね、人を呼び寄せたり知らせたりするだけじゃないのね。おじいちゃんみたいに大切なお姉ちゃんに最後を見てほしくなくって遠ざける、これも虫の知らせっていうのかな。おじいちゃんがお姉ちゃんに寝てなさいって念じたんだね。」って笑ったんです。


二十数年も経った話なのに、もうすっかり忘れてたのに2日前にその時の夢を見たんです。

実は夢の中では祖父の最後に間に合ってたんですよね

それが驚きで・・・

ついブログに書いてしまいました。



虫の知らせか。



霊感なんて全くない、少しも感じない編集長だけど、その時だけは祖父と私の間に何かあったんですね。






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