
随分頻繁に掛かって来たのですが、授業中だったので取れず仕方無く無視していました。
そして休み時間になり、携帯を見たら13件の着信履歴が

しかも全て同じ番号からの着信でした。。。
何事だ…

でも私の知らない番号でした。
悪戯電話は今まで掛かって来た事は無いし、誰か特定出来ませんでした。
そしたらまた同じ番号から着信があったので出ました。
その相手とは、、、

「鳥市場」のおじさんでした

私:「もしもし」
お:「お、俺だ覚えてるか?鳥市場の」
私:「え…?鳥市場の、、、あ~」
お:「元気か、ずっと電話に出なかったけど授業中だったか?」
私:「あ、はい。先程は授業中でした、それに知らない番号だったからビックリしましたよ」
お:「悪い悪い番号変えたの教えてなかったな。」
まさか鳥市場のおじさんから電話が掛かって来るなんて全く想定外でした

何事かと思いました。。。
私:「私に何か用事ですか?」
お:「そうだ、今日この後こっちに来れるか?」
私:「え…?はぁ…、大丈夫ですけど。。。」
お:「実はお前の鳥が戻って来たんだよ!」
私:「は?」
お:「以前俺が間違えって売っちまった鳥だよ、その鳥が戻って来たんだ」
私:「え!?」
お:「だからお前に渡したいんだよ、今日の午後に来れるなら来てみな!」
私:「あ、はい、じゃあ午後に伺います」
お:「じゃあまたなぁ!!」
何と

「お前の鳥」と言うのはもしかして「鳳羽」の事なのか

状況が良く分からないまま鳥市場のおじさんの元へ行きました

私:「おじさん、こんにちは」
お:「おぉ!久しぶりじゃねぇか~元気だったか?」
私:「はい、一応ね。。。」
お:「そうか、元気そうで良かった」
私:「で、鳥が戻って来たって…、もしかして…鳳羽の事ですか?」
お:「鳳羽?おぉーそうだ!以前俺が売っちまったお前の鳥よ」
私:「本当に!?」
ビックリしました

まさか以前おじさんが間違って売ってしまった私の「鳳羽」がまた戻って来るなんて

でもどうして…

お:「あの後、俺もお前に悪い事をしたと思ってずっと探してたんだよ」
私:「

お:「その時の買い手がちょうどこの前またここの市場に来ていてな、それでお前の事を話したんだよ。そしたらその人も鳥の引き取り手を探していたらしく、俺がまた引き取ったんだ。」
私:「そ、そんな事があるなんて…」
お:「聞く話しだと仕事が急に忙しくなって錦州を離れなければならないらしく、鳥も連れて行けないそうだ」
私:「そうだったんですか…、で、鳳羽は今何処に居るんですか?」
お:「はっはっは!凄く元気だ、付いて来な」
ちょっと緊張しながらおじさんに付いて行きました

お:「ほら、ここだ!」

私:「あぁぁぁぁぁぁぁ


お:「だろぅ、今回は偽物じゃないだろ、はっはっは」
本当に鳳羽でした

私が鳳羽を見間違えるはずがありません。
本当に元気で良かった


随分大きくなったなぁ~~

以前は嘴が薄ピンクだったのに、大分大人らしくなっていました


ほら

鳳羽はこうやって私を見付けるとすぐ寄って来て甘えるんです

やっぱり本物の鳳羽だぁ。。。
可愛いなぁ

私の事をまだ覚えてくれていて良かった。

金網にめり込む程甘えて来るんですよ

鳴き声も仕草も全てが本物の鳳羽~、おかえりなさい

早速連れて帰り、暫く鳳羽と戯れていました

でも私は飼う事は出来ません…。
しかし心配は要りません、鳳羽を幸せに育ててくれる人が居ますので。。。
今日は久しぶりに鳳羽と一緒に居たい

本当におかえりなさい
