こんばんわ。今日こそは、記事が消えないように再三の注意を払い打ち込んでるパーソナルトレーナーの李です。
今日は、食事について。
最近、流行の無添加食品。おしゃれなカフェとかでも「オーガニック」を謳い身体にいいということで人気博してますね。。で、実際のところ無添加ってどうなんでしょう?
調べたところ、マーケティングによると「消費者が求めるから企業がそれを提供する」という仕組みになっていて無添加・保存料なしを提供してるって感じです。
では、なぜ消費者は無添加食品を求めるのか?
一番は、安心感ではないでしょうか?食品添加物を食べると健康を害するのではないかと漠然と思い、不安MAX。食べ続けると将来がんになると信じている人もいるし、最近の遺体が腐りにくいのは、亡くなった人が生前食品添加物が使われている食品をたくさん食べてきたためだという都市伝説すら流布しているみたいです…
特に、お母さんは、不安感を一層強め消費者の食品添加物に対する不安を「無添加食品」が解消してくれるといういわゆる「心のよりどころ」っていうやつですね。
じゃあ、添加物のメリットってなんでしょうか?
食品の腐敗を防ぎ、食中毒リスクを下げる役割があります。その役割を持つ保存料を使わない「無添加食品」は、食中毒のリスクを高めることになります。食中毒のリスクは極めて大きなもの。最近だとO-157やノロウィルスによる食中毒が多発。死亡事故に至るケースも頻繁にあります。食品のリスクで最も下げないといけないはずが、食品無添加だとリスクを一層大きくしてしまう。
とあるところの研究結果によれば、「無添加食品」は、保存料を使う食品に比べて平均3割高い始末。では、食中毒になるリスクをしょってまで3割高い御買いものをしてるってことです。それってどうなの?
確かに、第二次世界大戦後は食品に対する規制がなかったため添加物による事故は、幾つかあったみたいですが当時の厚生省が食品衛生法を改正し、食品添加物についての品質や安全性の規定を定めたので、この数十年人の健康を害するようなことは報告されてないんですよ。
にも、関わらず「無添加ブーム」って?
結局、改善されていることは世の中に大々的に伝えられない一方で、テレビのワイドショーで危険性を誇張されるようなことが放映されたため、多くの国民は「食品添加物は危ない」との印象を持ち続けている…
その結果ってことです、このブームは。
最近、食を通して美を作るだので、「身体にたまった添加物を出す」という名目上デットクスを謳った断食。
もはや、デットクスがメインなのかダイエットがメインなのか。日本女性の平均体重が極限に減ってる一方で、「えっこの人もやっちゃうの?」みたいなモデルさんまでやってますから、添加物の安全性がある中で私自身かなりの疑問を感じます。
科学的に正しくても間違っていても、消費者が望み利益になればそれでよいと発言してしまう。そうした言動が、市場を歪めているということがこの世の中問題です。
L.Y.C