10年前の「 あかおに 」。 | ムニエル。

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医療事務歴16年、



医療事務は楽しく♪がモットー。



あなたと、いろんなお話がしたいな・・・・。



☆診療情報管理士通信教育スタート!69期生でつ '`ィ (゚д゚)/



10年前、わたしは10年後の自分をあれこれ

考えていました。



理想像とかこうなったらいいなって言う姿


自分の周りの状況、


仕事や収入、パートナー etc・・・・。



明日、その10年後の34歳の誕生日です。




わたしは 美しく なりたかった。


わたしは 優しくおだやかに なりたかった。




わたしは はやく 周りの 「 大切なヒト 」たちに


恩返しを したかった・・・・・。









10年前、わたしは 原因不明の顔の皮膚炎に悩まされていました。




自分で作る化粧水から1コ2万円する石鹸まで


良いといわれる化粧品は全て試し


食生活も変え、


1日何度も鏡を見ては


泣いたりため息をついたり



ステロイドに不安を感じ


苦くてまずい漢方薬を煎じて飲んだり



最終的には 大学病院まで行き


背中に55枚のパッテストを行ったり。




直接の原因は、不明。


貨幣状湿疹とストレス性のアトピーだと


かろうじて 「 予測 」がつきました。




24歳、いまその年代のオンナノコを見ると


とても、輝いていておしゃれをして ステキ。



でもわたしは当時そんな状態ではなかった。



おしゃれする余裕なんてない。


お化粧なんてできない。



ワセリンを塗っててかてかの顔で


それでも受付に立たされ、レセではフル残業し


後輩指導を続け、院外の勉強会もでなければならなかった。



顔を見られるのが嫌で嫌で


もう、顔だけでなく体中がおかしくなっていた、そんな24歳でした。





顔面右半分、真っ赤にただれた状態。



病院から一歩出れば、見世物のように


時には同情的な視線を 受けて。





辛かった。




どうやって、あの何年かを生きていたんだろう?



あのころの写真はもう封印したけれど


あのころの悲しさは、辛さは


まだ、覚えています。




そんな中でもわたしの周りには何時も優しいヒトが


たくさんいて、


そんな姿のわたしを 毛嫌いもせず


かわらず、接して


そばにいてくれた 同僚たち、後輩たち。




いつも優しくいつもと変わらず


わたしを励まし、支えてくれた 先輩や上司。



仕事が終わればすぐに帰ろうとするわたしに



「 おまえの顔をつれて歩くんちがう。


  おまえを連れてあるくんやで。 」




そういって、いろんな場所にイベントにお供させてくれた


先生たち。コメディカルのスタッフのみなさん。




顔を隠すための帽子を



「 こんなの被って隠したって


 顔が治るわけじゃない! あんたはあんた! 


 しっかりしなあかん!! 」




って、全部すてた 大親友の NちゃんとMちゃん。





10年前、わたしは最低だった。


顔じゃなく、ココロが最低だった。





今では 跡形もなくなんともなく治っている。



10年前を知らない 後輩や友達は


ぜんぜん信じてくれないけれど




「 あかおに 」 みたいに顔は真っ赤


「 あかおに 」 みたいに自分勝手


「 あかおに 」 みたいにヒトの優しさに鈍感



だった、わたしが 10年前に いる。





10年前、わたしは 10年後のわたしを 楽しみにしていました。




あした、 その日がやってきます。




どれだけ 当てはまっているかな。

どれだけ、近づいているかな・・・・。