しょ~もない、レセ。 | ムニエル。

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医療事務歴16年、



医療事務は楽しく♪がモットー。



あなたと、いろんなお話がしたいな・・・・。



☆診療情報管理士通信教育スタート!69期生でつ '`ィ (゚д゚)/

しょ~もない、レセ。


3年後輩からこんな電話がありました。



「センパイ、お久しぶりです!」



「あら~、久し振りい。元気してる?」


そんなふうに始まった電話なんですが。


どうやら、今の職場の同僚の愚痴のようです。


「レセなんですけど、ほんとに訳わかんないんです。

その人のレセって。」




ふんふん、お話を聞いてみます。


「まず、ワタシがここに就職したときのことなんですけどね・・・・」


① 月に返戻と減点あわせて30件(総レセプト数300枚余り)

② 患者様に対する態度が横柄

③ 公費が判ってない



すみません、医療事務でないとちょっと難しい内容かも知れません。



その同僚さん、自称医療事務暦5年、診療所でレセを一人でやってきたんだそうです。




後輩はワタシと同じ総合病院で4年経験し結婚後のブランクを3年経ての


現職場への復帰だったのですが・・・・。


ことあるごとに


「ワタシのやり方だから」

「病院に何年いたか知らないけど、ここのやり方はかえないで」

「レセはワタシが一人でできるから」


が、口癖とか。


まず、①ですが

減点の内容がすごい。


性別があってない。

ありえない算定をしている①・・・(難病外来指導料など、月1回のみ算定のものを月2回算定)

ありえない算定をしている②・・・(実日数が3日なのに外来加算が4回)

ありえない算定をしている③・・・(処置算定日に外来管理加算算定)

ありえない算定をしている④・・・(病名がまったく無い)

ありえない算定をしている⑤・・・(72才になっても41公費を載せている)


どれも、甲乙つけがたいミスですが、


以上②、④はまったく問題外。

しょ~もない、減点&返戻です。



「あほちゃうか」


思わず出ちゃいました。


まったく初歩の初歩、だからです。


レセプト見ればすぐ、わかる話です。


彼女の自負する経験を考えればなおさら。



「レセ点検ってしてないの?」


「してたみたいですけど・・・・」


どこ見てるんでしょうねえ。一体。




コスト意識の無いナースやドクターも時代遅れですが


これだけ毎月減点返戻を出すとは、


ワタシ院長なら「クビ」にします。



しかも、この「ミス」を真摯に受け止め、改善しない。


指摘されると、「逆切れ」だそうです。


その言い訳が


「一体点検作業をしなければ、どれだけのマイナスがあるのか知りたかったから」


だと。




はあ~~~~~(マジャ風)





ワタシはいつも思います。


仕事に対して、どうしてプロ意識が無いのか。


「医療事務」は資格ではありません。あくまで認定なのです。


各団体が各自のものさしで設定した枠なんです。


だからこそ、もっと医療事務として「個人努力」で


レベルを上げなければならないのは当然。


しかも、同時に、怠ることなく


それ以前にもっと仕事や患者様に対して「真摯」で無ければならないのです。


雇用してくださる病医院に恥じない仕事をする。


各団体の点検者さんとも話をするのですが、レセはそこの医療機関の「顔」なんです。



しょ~も無いレセは恥なんです。あなたではなく、「病医院」の。


点検しながら、笑われてますよ。



それに、自分の仕事にカッコつけてもだめ。

経験がいくら長くとも、

常に、新しい情報や新しいスタッフには真摯にスナオに接して


吸収しなければだめなんです。


いつもワタシは自分に言い聞かせることがあります。


「仕事に対して責任を持つ」

患者様に対して「~させていただく、という『思いやり』の心を持つ」

         (してあげる、ではおこがましい)


そして、

「同僚に対して笑顔と感謝の気持ちで」


ミスを訂正できないのは

変なプライドのせいでもあるんですよね。

人間的に素直である、これ大事。



つくづく、


ああ、みんな素敵な医療事務になってほしいなあ~と、

思う今日この頃。


わたしは、ほかから見たらどうなんだろ、とも

おもっちやった今日なのでした。