1970年代フジゲン製グレコアコギのシリアルについて考察です。

資料も確認個体数も少なく、あくまで当方の憶測になります。
101~305・401~404のGibsonコピーシリーズは、当方も十数本確認していますが、

ほとんどが75から始まる数字6桁となっております。

ですからオーナーは1975年製造じゃないかな?とお考えと思います。
しかし85で始まるシリアルが何本か存在しています。

そうすると1985年製造???それは無いと考えます。

1985年でない根拠ですが、1980年代はヘッドのクラウンインレイは意匠問題で使えなくなりました。
また中の紙ラベルが黒地に変更になっています。
最近1981年の個体を1本確認しましたが、エレキギターと同じ付け方で、

B81****というように月+年方式に変更になっております。
従いまして、1970'sのシリアルは75****1977年、

85****1978年との解釈がしっくり行くと考えております。
2桁目の5はアコースティックギターを表すか、製造工場の識別かと思われます。

 

今後も確認個体数を増やして行きたいと思っています。

 

メーカー名も聞いたことない、中国製のギターを手に入れました。
私の座右の銘である「国産ビンテージが最高」オジサンには、

5万円以下の中国製などロクな物はないと決めつけて、

暇つぶし程度でいざ調整開始。
ふむふむ、木部の加工は悪くない・・・、しか~しこのクラスの

ギターは鳴った試しがないし・・・。
スタンダードコースの調整を経て弦を張り終えると

「えェ、こんなにイイ音するの???」とイメージの違いに

驚くばかり。
完全にバカにしていた私は、正に目からウロコが落ちました。

私がギター少年の頃、お小遣いで買えるギターと言えば、

トムソンとか木曽スズキ、やっとの事で手にできるモーリスとて

定価3、4万円がせいぜいでした。
細部を見ると、大事なインレイが曲がって付いていたり、

ボディの中は思い切りボンドがはみ出していて、

恐らく図画工作の成績が「2」だったパートのおばちゃんが、

工場長に指導受けて造っているといのが、

当時の国産の現状だったのでしょう。
今は木工加工技術が上がっているので、ロボットが7-8割は

完成させたものを、人間が磨いて完成させている

工程なのでしょうかね。
そう考えると驚くことでは一つも無いのですが、

どうも高級なギター、イコール手造りのイメージが離れず、

カルチャーショックを感じた今日この頃でした。
 

Greco W-404 BS 1981

 

ブログ主は国産J-45コピーを何十台か調整しています。

以前でしたらRiderのJ-401とか、BurnyのBJ-60なんてかなり近い鳴りかなと感じていました。

先日上記のモデルを入手調整しましたが、弾いた瞬間「えっ」とその完成度に驚いてしましました。

まず6弦の鳴り方が1960's本家そっくりです。

M社のギターでは絶対に表現できない、独特のあの鳴りです。

何本か1990年代の本家リイシューも弾いてもみましたが、造りはまずまずでも、やはり音の再現はあいまいで、気に入った鳴りの物はなかなか手にはできませんでした。

それが国産の3-4万円のギターで造ってしまうのですから、当時のコピー技術は恐るべしです。

ちなみに発売後に本家からしっかり販売禁止を提訴されたことは言うまでもありません。