つい


早さや効率だけを重んじて


道すがらを疎かにしていないか…





そんなことを


思うときがあります












例えば登山





登頂や距離ばかりに目をとらわれ


道端に咲く山野草や白く輝く雲の流れ


眼下に広がる絶景を見落としてやしないか…












一つの山を


女性の乳房に例えるならば





頂点の三角点に触れもせず


ただ指でなぞるだけの行為に


山の女神は微笑みはしないはずです…












たまにはゆるりと


三角点に腰を据えて


梅干しおにぎりを頬張るのも


良き嗜みだと思うのです…












早く快感に達したい気持ちを抑え


後回しにした悦楽を徐々に長く楽む


そんなスローな行為に






身を委ねるのも


たまには


いいと思うんですよね…














※画像はイメージです