自分に合ったものを身に着けたり


使いこなしたりする…





それって


酸いも甘いも噛み分けた人の


一種の特徴のような気がします…





素敵だなぁ…


そんな風に感じる人達って





やっぱり


立ち振舞や道具の使いこなし方が


とてもスマートなんですよね…





それを


象徴的に示すものとして





僕はフィッティングを


挙げたいんです…





フィッティングをする





そう思うだけで


もう二段階ほど大人の階段を上っています





普通はそこに辿り着く前に


適当に選んで好みに合うものを安易に手に入れ


そして手放してゆくのです…





フィッティングをすると思うだけでなく


さらに行動に移すだけで


更に難易度が上がってゆきます…






まず


普段なら絶対に視線を合わせてくれないような


とてもとても素適な店員さんに声をかけ


フィッティングをしてほいと


交渉しなくてはなりません





ここで上手く合意に至らなければ


フィッティングの道は


永遠に閉ざされてしまいます





ここで受けたトラウマが遠因となり


一生フィッティングと疎遠になってしまった人を


僕は何人か知っているほどです…





そしていよいよフィッティングが始まり


フィッターとの対話が始まります





心の壁を取り払うのが


フィッティングの最も大切なポイントでもあり


そして


フィッティングの最も難しいところでもあるんです…





優秀なフィッターは


こちらの癖まで見透かして


まるで蕾を一枚一枚開いていくかのような


筆舌に尽くしがたい手技で





足の指が限界まで開いてしまうほどの感覚と


身体中の穴という穴から汗が吹き出すような


究極の一体感を伴ったフィッティングを行います





一度でも経験したら


二度と元には戻れないと言う意味でも


初体感は大切ということですよね…





ですもの


素適な人達は何故素敵なのか?


その裏側にはこのようなフィッティングの経験が


多分に影響していると言っても過言ではないと


そう思うんです…





フィッティング


してもらってもいいですか?





もし


そのように声をかけられたら





あなたは


どう答えますか…?





※画像はイメージです