よねっと君が行く!かもしれない… -32ページ目

よねっと君が行く!かもしれない…

よねっと君が、地域のイチ押しなこと、おもしろそうなことなど
を随時、てきとーに発信するかもしれませんし、しないかもしれ
ません。よろくし。

パソコンやテレビは見るけどラジオはね… という人も必聴。山陰のジャズファンにおくるBSSラジオの看板番組「Jazz Park (ジャズ・パーク)」。8月9日(土)21 : 00からの放送では、よなごまちジャズプロジェクトのじゃずる君とらっぱ君が5か月ぶりに登場です。かるちゃん(仮名)のトモダチ二人が、リニューアルした公会堂のことや近く開催されるジャズイベントのこと、盆踊りのことなどをくどくどと語ります。

 

ジャズパーク 2014.8.9 ジャズパーク 2014.8.9
ジャズパーク 2014.8.9 ジャズパーク 2014.8.9

 

そんな中おススメなイベントが8月31日(日)16 : 00から、イオン米子駅前店3Fガイナックスシアターで開催される「第3回 フェスティバルFukushima  in  鳥取」。東北を忘れない!をテーマに山陰を代表するジャズ・ミュージシャンが集結。チケットは前売り2,500円。文化ホール等で好評発売中です。ちょこっと聴きに行ってみませんか?

 

ジャズパーク 2014.8.9       ジャズパーク 2014.8.9

さて、次に向かったのが今回のたたら探訪の本丸ともいうべき絲原記念館です。その途中通過したのが、日本の棚田百選にも選定されている大原新田。ここは江戸時代にこの地を治めていた絲原家が私財を投入し、かんな流し(砂鉄採取地跡)によってできた土地を造成し田んぼに整備したものであり、たたら製鉄が地域内で循環していく様を垣間見たような気がします。よく見るとこのあたり棚田だらけで、かんな流しのスケールの大きさを実感することができます。

 

奥出雲歴史探訪 大原新田 奥出雲歴史探訪 絲原記念館

 

そして、奥出雲の山深く、代々たたら製鉄を生業として繁栄してきたかつての松江藩鉄師頭取(てつしとうどり)絲原家の歴史を今に伝えるのが「絲原記念館」です。土蔵を改築した展示館の中には、絲原家に伝わるたたら用具や松江藩からの拝領した芸術性豊かな美術工芸品、その他古文書、有形民俗資料等が所狭しと展示されており、その量と内容に圧倒されます。

 

奥出雲歴史探訪 絲原記念館 奥出雲歴史探訪 絲原記念館
奥出雲歴史探訪 絲原記念館 奥出雲歴史探訪 絲原記念館

 

登録有形文化財でもある居宅の方は、古くは松江藩主の本陣にもなり、明治以降、与謝野鉄幹・晶子夫妻、近藤文磨など多くの著名人が訪れているようです。昭和33年には、映画「絶唱(小林旭、浅丘ルリ子)」のロケに使われた場所でもあるとのことですが、残念ながらそれはちょっと世代が違うゾウといったところ。

展示館や居宅、庭園などをトータルで眺めていくと、ピーク時には千数百人もの従業者を擁して営まれていた巨大産業たたら製鉄の往時の活気に満ちた様子が偲ばれます。

 

奥出雲歴史探訪 絲原記念館 奥出雲歴史探訪 絲原記念館

 

奥出雲探訪のラストを飾るのは、宿泊できるミュージアム奥出雲多根自然博物館です。この博物館は、「メガネの三城」の創業者である多根良尾氏の郷土愛と神への感謝の気持ち、地域振興の遺志を遺族が継いで創設されたものなんだそうです。なので、建物の雰囲気もそれっぽいし、すぐ近所に「メガネの三城」の店舗が。ただし本店ではなく仁多店です。

 

奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館 奥出雲歴史探訪 メガネの三城仁多店

 

さて、博物館の方はというと、宇宙の進化と生命の歴史をテーマにしたもので、エントラスでいきなりアロサウルスの骨格標本が出迎えてくれたり、山陰では珍しい恐竜の化石レプリカや地球の様々な鉱物標本、地層標本などがたくさんあって、ちょっとワクワクしてしまう感じです。コンパクトな中にも地域の自然と歴史に関する資料が上手くまとめてあって、本物の化石が無造作に床に置いてあって触れたりもできるので、楽しみながら学習できるいい施設だと思います。

 

奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館 奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館
奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館 奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館
奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館 奥出雲歴史探訪 奥出雲多根自然博物館

 

これで濃厚な奥出雲歴史探訪の旅は終了です。長かった一日が終わっなーたという感じ。子どもたちにとっては学習報告書の作成という重い宿題ができてしまいましたが、たたらをキーワードにしながら初めて奥出雲を巡ってみて、なかなか見どころ満載で面白かったと思います。こういったコースで、博物館に泊まっての大人の遠足というのもアリかもしれませんね。

 

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次に向かったのが、趣きのある駅舎で有名なJR出雲横田駅の隣にある雲州そろばん伝統産業会館。我々の年代には懐かしい算盤ですが、算盤といえば今も昔も雲州でしょう。そんな雲州そろばんの歴史や生産工程がパネル・材料・製品道具類を駆使してわかりやすく展示してあるのがここの展示室です。

 

奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会 奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会
奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会 奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会

 

そのほか、変わりダネそろばんや歴代の名工の手による逸品の紹介などもあって、そろばんの深さを学び、かつけっこう楽しめるという横田ならではの総合そろばんミュージアム。日本人ならではのきめ細やかな伝統職人技を堪能できます。木造で古風な雰囲気を醸し出している展示館の中にいると自分がそろばんの珠と同化した気分になってくるから不思議ですね。

 

奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会 奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会
奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会 奥出雲歴史探訪 雲州そろばん伝統産業会

 

続いては横田町を一望する「むらくもの丘」にある奥出雲たたらと刀剣館。施設の真ん中にそびえ立つヤマタノオロチの前衛的なモニュメントがひときわ目を引くたたらと刀のライブ博物館です。ちなみにこのモニュメント、1985年つくば科学万博の会場に展示されていた伊藤隆道氏の作品なんだそうです。そしてなぜライブ博物館なのかというと、展示ばかりでなく日本で唯一、島根が誇る日本屈指の刀匠が実際に操業しているたたらが施設内に設置してあるからなんです。その名も「日本刀鍛錬場」。

 

奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館 奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館
奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館 奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館

 

名工の実演、というよりは日常の作業風景といった方が適切かもしれないのですが、そんな姿を見て解説を聞きながら、なおかつ展示場では模型・パネル等による展示で理解を深めようという体験・実践型ミュージアムですね。たたら製鉄に欠かせない吹子(ふいご)を踏む人を番子(ばんこ)といって、三日三晩風を送り続ける仕事が重労働なので交代で作業したというのが「かわりばんこ」の語源だといったような豆知識も習得しつつ、非日常ではあるが日本の伝統に培われた文化芸術に触れた感のある充実のひとときでした。

 

奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館 奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館
奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館 奥出雲歴史探訪 奥出雲たたらと刀剣館

 

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奥出雲歴史探訪 ③ へつづく ☞

夏休み真っ盛りの7月30日、米子市内の小学校5・6年生を対象に毎年行われている郷土の歴史教室が開催されました。

米子錦ライオンズクラブの助成事業として昭和48年にスタートした歴史教室も今年で41回目。郷土の歴史をきちんと学ぶことが子どもたち一人ひとりの郷土愛につながっていくのだという長期的な心の育成事業&ふるさと創生事業みたいな役割を担いつつ、今日まで脈々と受け継がれています。実際、この日添乗した学芸員も、小学生の頃この歴史教室に参加したのがきっかけで学芸の道に進んだのだということで、やはり継続は力なりというべきか、うれしい成果ですね。

 

奥出雲歴史探訪 奥出雲歴史探訪

 

朝8時に米子市役所の正面玄関に集合し、米子錦ライオンズクラブ会長や教育長の挨拶のあと注意事項の伝達などがあり、それからバスに乗って出発です。今回のテーマは「奥出雲たたらの歴史を知ろう!」というもの。

映画「もののけ姫」でも取り上げられていたたたら製鉄は、近世から近代にかけて、この地域の産業と人々の暮らし、自然、文化など人間の生活のあらゆる要素が混然一体となり巧みに組み合わさって構築された大循環型自然共生完結社会。そんなたたらをメインに、地域の伝統産業や太古の歴史に思いを馳せる自然科学などサイドメニューも盛りだくさんの濃厚学習旅行です。

 

奥出雲歴史探訪 金屋子神社 奥出雲歴史探訪 金屋子神社

 

まず最初の目的地は安来市広瀬町にある金屋子神社(かなやごじんじゃ)です。金屋子神とは鍛冶屋に信仰される神様で、全国に1,200社を数える「金屋子神社」の総本山なのです。明治14年に建てられた高さ9mの第一大鳥居は、石造りでは日本一とも言われている貴重なもの(写真は残念ながら第二鳥居)。

社殿に上がる階段の手前のところには、鉧(けら)というたたら製法によって得られる粗鋼の巨大なものが奉納されているなど鉄くさい硬質な雰囲気を醸し出す中にあって、「手水の作法」を表示したプレートが清々しい一服の清涼剤。

 

奥出雲歴史探訪 金屋子神社 奥出雲歴史探訪 金屋子神社
奥出雲歴史探訪 金屋子神社 奥出雲歴史探訪 金屋子神社

 

社殿は島根県の有形文化財にもなっていて、総ケヤキ造りの立派なものなんですが、どデカいしめ縄をアクセントにしながら彫刻など細部の意匠も凝っていて全体的に荘厳、美麗な印象です。一般的にはメジャーでないと勝手に思っていたので驚きでしたが、この研ぎ澄まされた空気感。まさに「鉄信仰の神社」と呼ぶにふさわしい風格のある神社ですね。

 

奥出雲歴史探訪 金屋子神社 奥出雲歴史探訪 金屋子神社
奥出雲歴史探訪 金屋子神社 奥出雲歴史探訪 金屋子神社

奥出雲歴史探訪 ② へつづく ☞

7月20日(日)19:00から cafe 遠音で、音楽表現に人生を賭ける鬼才 荻野やすよし (g)と三成 (sax,fl) のデュオに山陰ジャズ界をけん引する足塚正治 (g) が加わったスーパー三人組によるライブが開催されます。息が合いまくりのインティメイトなコラボレーションをお楽しみください。チャージ1,500円。ご予約はcafe 遠音(0859-26-3511)へ。協賛:よなごまちジャズプロジェクト 

 

荻野やすよし guitar ※ 三成 sax,fute @cafe 遠音