よねっと君が行く!かもしれない… -27ページ目

よねっと君が行く!かもしれない…

よねっと君が、地域のイチ押しなこと、おもしろそうなことなど
を随時、てきとーに発信するかもしれませんし、しないかもしれ
ません。よろくし。

たいへん遅ればせながら、3月19日(土)に開催された、米子市中心市街地活性化推進室主催の「まちなかを巡るモニターツアー」。そういえば誰かが書いていたけど、今回のツアーは事前に行き先が告知されているネタバレツアー。タラレバツアーでもなく、もちろんレバニラツアーでもなく、ネタバレ。通常だと参加者が集合場所に集まったときに初めて目的地が明かされる仕組みなので、やや勝手が違うゾウといった感じ。事前に勉強しとけよということなのか。

 

米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19) 米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19)
湊山公園駐車場前 & 城山登山道

 

そんなわけで、まず初めに向かったのが米子城跡。ちょうどこの日に米子市教育委員会による「米子城跡発掘調査現地説明会」が開催されるので、これに便乗する形です。どうせごく少数の考古学マニアしか来ないんだろうななどと思っていたら、どうしてどうして、集合場所の湊山公園駐車場には、さまざまな年代、考古学度もまちまちな一般の人たちが80人も集まっていて壮観です。登山道をつづら折れに連なる行列も圧巻。米子城人気はすごいな。

 

米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19) 米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19)
内膳丸分れ & 登り石垣

 

内膳丸分れにさしかかったところで早くも一発目の遺構。かの城郭研究の第一人者中井均先生も絶賛の登り石垣です。説明するのは、この発掘調査に携わったハマの学芸員。なぜハマの学芸員なのかというと、ただ遺跡発掘がしたいという理由で横浜からIターン移住でやって来た強者だから。説明者自体がタダ者ではないなという図式です。もうこの段階で、どこまでがモニターツアーなのかさえもわからないカオスな状態です。

 

米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19) 米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19)
登山道 & 番所跡

 

この日は、内膳丸には立ち寄らずひたすら天守の「裏」、すなわち城山の南側斜面を目指します。なので、天守台麓の番所跡にたどり着いた後、定番の天守跡(城山頂上)へ上るのではなく、四重櫓の脇をかすめながら、惜しげもなくそのまま反対側の登山道を下っていくことに。
やがて、八十八ヶ所巡り地蔵さんが並んでいるあたりの一角に二発目の遺構、「八幡台(はちまんたい)」が見えてきます。

 

米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19) 米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19)
米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19) 米子城跡発掘調査現地説明会(2016.3.19)
番所跡~四重櫓~登山道下ル

つづく

一行が次に向かったのは、ながた茶店岩倉町本店。享和元年(1801年)創業だから二百年超の歴史と伝統を誇る老舗 of 老舗のお茶屋さんです。店舗の斜向かいにある、ながた茶店の別棟と思しき築百年以上の古民家をリノベーションして作った趣きのフリースペースで、ながた茶店7代目当主直伝の「ぼてぼて茶」体験講座。

 

まちなかを巡るモニターツアー 是楽暮舎(こらぼしゃ) まちなかを巡るモニターツアー 是楽暮舎(こらぼしゃ)
ぼてぼて茶体験講座

 

そもそもぼてぼて茶とは何かといえば、泡立てた番茶の中におこわや煮豆、刻んだ高野豆腐、漬物などを少量入れて、箸を使わず、茶碗の底をとんとん叩きつつお茶と一緒に具を流し込んで食べるもの。道具も独特の進化を遂げていて、少し大ぶりの茶碗や独特の長細い茶筅などが特徴ですが、だんだん作り手がいなくなり、まぼろし化しつつあるのが現状みたいです。

 

まちなかを巡るモニターツアー ぼてぼて茶 まちなかを巡るモニターツアー ぼてぼて茶
ぼてぼて茶の標準仕様&ながた茶店7代目当主

 

ぼてぼて茶の生命はぶくぶくと湧き上がるような泡。番茶に乾燥した茶の花を混ぜて煮出すとサポニンの効果で泡立ちがよくなるようです。長田当主がしゃかしゃか茶をかき混ぜるとみるみるうちに見事な泡。お、さすが当主だななどと感心しつつ自分もやってみると同様の結果に。これもまた才能の片鱗を感じさせる技なのか。しかし、番茶の量が多すぎたみたいでバランスを欠いているという評価。きびしい…。

 

まちなかを巡るモニターツアー ぼてぼて茶 まちなかを巡るモニターツアー ぼてぼて茶
洗剤でも入っているのかと思うくらいの泡立ち

 

ぼてぼて茶は出雲地方に伝わる庶民のおやつだそうですが、そもそもの由来は、松平不昧公の時代の飢饉の際の非常食という説があったり、奥出雲のたたら製鉄の職人が労働の合間に、立ったまま片手で食事を流し込むためのものという説があったりします。個人的には去年、「郷土の歴史教室」で奥出雲のたたら製鉄のことを学び、たたらファンになったので、それとリンクさせるとなんとなく腑に落ちる感じがするのは贔屓目(?)だろうか…。富山県(ばたばた茶)、愛媛県松山(ぼて茶)、フィチャ(鹿児島県徳之島)など他の地域にも同様の泡茶の風習があるというのにもオドロキです。

 

まちなかを巡るモニターツアー 茶の花 まちなかを巡るモニターツアー 茶壺
茶の花と茶壷(船舶輸送用仕様)

 

ぼてぼて茶をいただきながら、お茶にまつわるよもやま講義を聞いて少し豆知識を増やしたところで、ながた茶店岩倉町本店の店舗に移動して、前半で作った和菓子を添えて抹茶をいただきます。店内にはさまざまな種類のお茶と、心惹かれるお茶道具が所狭しと並んでいます。これは見ているだけで楽しい。なかでも三猿の箸置きなどは何となく机の上にでも飾っておきたいなと思うほど魅力的だったのですが、お値段はひと桁落としてもなお高価なくらい魅力的でなかったので、ただ見ているだけしかできませんでした。残念。

 

ながた茶店岩倉町本店 ながた茶店岩倉町本店
ながた茶店岩倉町本店 ながた茶店岩倉町本店
これも欲しいあれも欲しい、ただし0がひとつないし二つ多い…

 

というわけで今回の「まちなかを巡るモニターツアー」は、予定時間を1時間以上もオーバーするくらいの大盛り上がりでまちなか和文化を堪能したわけですが、やはり風邪をおして出かけたのがあだとなり、その後地獄の1週間を過ごしましたとさ。

 

ながた茶店岩倉町本店 ながた茶店岩倉町本店
自転車軍団による一陣の風

 

☜ 「まちなかを巡るモニターツアー」で和文化を極める…か ①へ戻る

12月6日に開催された「まちなかを巡るモニターツアー」。米子市の中心市街地活性化策のひとつとして、まちなかに潜む歴史・文化・生活・その他何でもアリのおもしろ情報を発信し、地域の魅力をディグしようという企画で、これが4年目10回となる節目のツアーです。今回のテーマは「和文化体験」。ズバリ!和菓子作り体験&ぼてぼて茶体験ということらしい。

 

というわけで、市役所正面玄関前を出発したモニツア御一行様は、米子城城下町の薫りを今に伝える尾高町界隈をめがけて出陣です。途中の町並みにも随所に昔の風合いが残っており、ぶらぶら歩いているだけでけっこう楽しめるのがポイント。今回、明らかに風邪気味なんだけど、モニツア皆勤賞狙いゆえ無視。これが後日響いてくることになるんだけどね…。

 

まちなかを巡るモニターツアー 和文化体験 まちなかを巡るモニターツアー 和文化体験
まちなかを巡るモニターツアー 和文化体験 まちなかを巡るモニターツアー 和文化体験
目的地までのルートそのものが風情にあふれているという

 

まず初めにやって来たのが、御菓子司 清月(米子市尾高町47-2)。麩まんじゅう等でおなじみの創業80年を誇る地元和菓子界の老舗です。この日は休業日だったので、とりあえずネットで拾った営業時の寫眞も併載しておきます。2代目当主である田部浩之氏はこの道50年の大御所。

 

しかも、伝統技法による和菓子製造の技術と和菓子産業界への貢献が認められ、平成27年度には「優れた技能者」として県知事表彰を受賞、2年前の出雲大社式年遷宮奉納大茶会では菓子を納品するなど恐るべし実績の持ち主。見本に作ってあるお菓子もきれいだ。ほんとにこんな偉い人直伝で和菓子作り体験するのか?迂闊なことはできんな。

 

まちなかを巡るモニターツアー 御菓子司 清月本店 まちなかを巡るモニターツアー 御菓子司 清月本店
御菓子司 清月本店 和菓子作り体験 御菓子司 清月本店 和菓子作り体験
伝統と風格を漂わせる「清月」&きれいすぎる見本

 

で、店舗の斜向かいにある工場建物で2班に分かれて体験講座がスタート。見本をイメージしつつ、ほんわか桜色のバラの花まんじゅうを作ってみようということに。基本練習みたいなのを経て本番に突入するものの皆さんなかなか上手くはいかないようで、試行錯誤を繰り返しながら完成に漕ぎ着ける感じ。傍で見ていると意外に簡単そうなので、いろいろと突っ込みを入れたくなるのですが、いざ自分がやってみるとけっこう難しいんだゾウ、これが。

 

御菓子司 清月本店 和菓子作り体験 御菓子司 清月本店 和菓子作り体験
田部師匠のやさきびしい指導で皆さんあっという間に熟練の技!

 

それでも2種類の完成作品と練習用試作品に師匠作の名品1点を加えた4点盛りにすると、なかなかの出来ばえ。かなり苦戦したマイ作品群(ちなみに、真ん中に黄色が入っているのは師匠作品)も、こうして見ると案外いい感じで、才能の片鱗を感じさせる仕上がりとなっています。ただし、他のモニターの作品はもっと完成度が高いんだけどね。

 

御菓子司 清月本店 和菓子作り体験 御菓子司 清月本店 和菓子作り体験
左がマイ作品&右のは他のモニターさん作品群だよ

 

 まあそんなわけで、和文化体験の第1弾はなんとか終了。次なるお題は「ぼてぼて茶」です。

 

「まちなかを巡るモニターツアー」で和文化を極める…か ②へつづく☞

12月1日に米子コンベンションセンターで開催されたビッグシップ・ナイトクルージング。師走の慌ただしい平日の夜にもかかわらず予想を超える大入満員で、「欧州ジャズの光と影」というタイトルのせいか、始まる前から会場はクールな熱気に包まれています。

 

ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01)
ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01) ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01)

 

出演は、Trio de amizade(トリオ・ヂ・アミザーヂ)。トランペット・フリューゲルホーンに岡 宏由紀、フルートに太田和宏、ピアノに清末純子というミニマムな「友情のトリオ」で、ヨーロッパジャズの神髄を描き出そうというチャレンジです。このバンドがこだわるのは、楽器同士の会話が織りなす光と影、会話と沈黙、そして過去と未来をつなぐ既視感のある風景。そんな欧州ジャズを思わせる、ベールをまとったほのかな温もりのある音世界を描き出すことなのだ。うーん哲学的だな。

 

ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01)
ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01) ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01)

 

選曲は、欧州ジャズ奏者のオリジナル曲をはじめ、シャンソン、クリスマスソング、ボサノバの中からバンドカラーに合ったものを厳選。いずれも美しいテーマとアドリブの妙味を堪能できる粒よりの曲です。なるほど、ジャズというと真っ先に思い浮かべるアメリカンな4ビートジャズとはまたひと味違う、この友情のトリオならではの世界を大満喫ですね。

 

Trio de amizade 岡 宏由紀(tp,flh) Trio de amizade 太田 和宏(fl)Trio de amizade 清末 純子(p) Trio de amizade(トリオ・ヂ・アミザーヂ)

 

休憩時間にはLe Port 特製のスィーツとドリンクによるサービスなどもあり、アンコールも入れてざっと2時間弱のまったり充実なひととき。ナイトクルージング de Jazz!いい感じです。こういうのまたやってほしいですね。

 

ビッグシップ・ナイトクルージング「欧州ジャズの光と影」(2015.12.01)

 

12月1日(火)午後7時から(開場は6時15分)米子コンベンションセンターで開催されるロビーコンサート「ナイトクルージング」。今回のテーマは「欧州ジャズの光と影」。

 

なにやら大それたタイトルだなと思ったら、案の定出演は「トリオ・ヂ・アミザーヂ(友情のトリオ)」トランペット・フリューゲルホーンに岡 宏由紀フルートに太田和宏ピアノに清末純子という、昨年の米子市音楽祭を沸かせた実力派3人組によるトリオです。

 

やっぱラテン系は「愛」だの「友情」だのがまず音楽の前提にないといけないような気がしてこのバンド名にしたという単刀直入ぶり。実際この3人、音楽を通して友情でつながってるが故にミニマムな編成でありながら色彩感豊かなサウンドを追求することができるのですね。

 

入場料は1ドリンク&フード付きで700円とたいへんリーズナブル。チケットは、米子コンベンションセンターはもちろん、法勝寺町にある善五郎蔵1Fのカフェ「M.KURA Coffee」、同じく善五郎蔵2Fのボーイブルー眼鏡店、米子市奥谷にある「カフェ遠音」のほか、当「まちなかジャズ構想」及び「よねっと君が行く!かもしれない…」ブログやフェイスブック等のメッセージでも取り扱っています。ぜひお越しくださいね。

 

12・1 米子コンベンションセンター「ナイトクルージング」


トリオ・ヂ・アミザーヂ(友情のトリオ) 清末純子(p)

トリオ・ヂ・アミザーヂ(友情のトリオ)と清末純子(p)
岡 宏由紀(tp,flh) 太田和宏(fl)
岡 宏由紀(tp,flh)           太田和宏(fl)