ご訪問ありがとうございました
みなさま、お元気ですか?

今週も東京出張が入り、出張が入ると、メールチェックや社員からの報告を受けての指示や社内での業務が滞るので、本当にバタバタして、ブログ書けませんでした(出張先で書けという自らの声もあるのですが、出来るかぎり人に会うことを優先するので、なかなかそんな時間が捻出できません)。

昨日も朝から善通寺→高松でお客様との打ち合わせなどなど、今日は朝から一番下の子供の運動会で駐車禁止警備(学校内とその周辺が駐車禁止なので車が止まらないようにする警備)をして、今会社に戻り、メールチェックなどを済ませたところです。

さて、昨日のことですが、香川・高松の全日空クレメントホテル にて、ベストセラー「国家の品格 (新潮新書) 」で有名な藤原正彦 先生の講演がありました。以下のようなことが印象に残りました。

・日本人の持っている(かつてはほとんどの人が持っていた、今は少なくなった)もので、世界に誇れる武士道の精神を取り戻さなければ、日本の繁栄は無い。これが世界から尊敬を集める心である。尊敬されれば外交的にも国益に叶ってくる。

インターネット通販大手「ムラウチ」社長のブログでも書かれています が、「惻隠の情(そくいんのじょう)」が必要で、惻隠の情とは、弱者や敗者にいたわりや尊崇の念を持つといった意味です。だから、ある程度の規制は必要-なぜならば弱いものを助けるから→弱いものを助けず、弱肉強食の世の中になったら、動物と一緒である。

努力しなくて弱いのを助けることは必要ないが、努力しても肉体的に強くなれないお年寄りや子供などを助けない世の中は悲惨である。例えば、男より女が肉体的に弱い。成人より子供が弱い。成人よりお年寄りが弱い。都会より地方が弱い。大企業より中小企業が弱い。全体的に国力を上げるには、弱いものにはハンデが必要である

教育再生がうまく行かない理由は「子供中心主義」にある教育再生の視点は「大人の教育」で、「大人の教育」をしないから、子供の教育がうまく行かない教育の原点は家庭である。だからこそ、「大人の教育」をすべきである。

これは私も常々思っていることでしたが、ここまではっきり言われるとスッキリした気分でした。

子供中心主義」といわれる教育は、子供をお客さんにしていることが問題である。子供が大切なのは当たり前のことである。だからこそ、子供が自立(他人に甘えない、自分に打ち勝つことのできる人)できるように育てなければならない。私が考えるに、実はこれが本当の「子供中心主義」である。

子供が出来ることは、させていくことこそ、子供を自立に導くのである。
出来なくても良いのである。失敗しても良いのである。そこから何かを学ぶし、いずれ出来るようになる。
大人がやった方が早いからやってしまわないようにすることが大切である。

今の親たちは、そこをはきちがえている人が多いように思う。
また、ほったらかしということでもない。ほったらかしはもっと悪い親としての責任放棄である。
過保護の反対でほったらかしの親(子供にごはんを食べさせない自分中心主義の子供のような親)も増えているようである。過保護に育てられた子供が子供のまま親になると、このようなほったらかしの親になることが多いそうである。

子育てに必要な親の資質は「忍耐」である
暖かく辛抱強く、子供が出来るようになるまで見守るのである。
ここには忍耐が必要である。(社員教育も同じである。)

親が耐えられないから、「大人が自分でやってしまう→だから子供が体験できない→大人になって困る」という構図である。本当に「子供の自立」を考えていない親が多い。PTAを長年していて、この構図が本当に多くなってきているように実感する。

教育再生に重要な視点は「子供中心主義」ではなく、「大人中心の教育にシフトしなければならない。

忍耐強く子供を育てられる、(自分の感情ではなく)愛情を持って叱ることの出来る親、自分が今あるのは両親・先祖のおかげである-という感謝の心を持った親、そんな親になれるよう私自身も反省すると同時にこのような親を少しでも増やしていかなけばならないと実感した昨日の講演であった。

ありがとうございました


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