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本日、14:30~行われました宇多津中学校 PTA総会において、PTA会長を拝命させていただきました。私は、現在、高校2年・中学3年・小学1年になる3人の子供がいるが、上の子供が保育所に入ってから父母の会役員を10年ぐらいやった間、2年ほど会長をし、小学校6年間・中学校3年間の9年目になる年に、またも会長職である。


会社はもとより、商工会・青年会議所やその他の地域活動で会長職を行うことは何度かあるので、会長職の運営自体は、すごく負担と言うことは無いのであるが、やはり責任は感じる


世の中で起きることは必然であるから、これも天から与えられた仕事であると認識し、前向きに何かを変えようと思いながら、突き進もうとしている


そんな活動を通じて、現実の教育問題と向き合うことがある。


私は、個と公のバランスは5分でないと、長い目で見るとうまくいかないと考えている(むしろ自分では公の方が多いと思っているぐらいが5分)が、個人主義が横行し、自分さえ良ければ良いという思いやりの無い子供ではなく、親に遭遇することが多くなってきた本当に可愛そうな親であるが、それよりもその子供はもっと可愛そうだと思ってしまう


一時的に得をしたと思っても、長い目で見ると、決して得でないということが理解できていないでいる徳を積む大切さを学んでいない徳を積むことの積み重ねが本当の意味での幸せや幸福感に包まれる事を学んでいないのだろうか?道徳教育の欠如だろうか?


教育って何だろう?


私は、教育の目的は、自立を支援することだと理解している。

自立とは、自分の足で立つことである。

自立には3段階ある。肉体的自立経済的自立精神的自立である。


まず、肉体的な自立は、身体障害者で無い限りは、比較的早く可能となる。つまり、親の力を借りなくても、自分で日常のことを出来るようになることである(やれば出来るのにしないのは、精神的自立の問題なので、ここでは省きます)。


次に、経済的自立と精神的自立であるが、これはどちらが先に来るかは、環境や教育により、人それぞれだったりする。例えば、身体障害者の中にも、精神的自立を果たしている人は多いからである。


経済的自立とは、親の援助がなくても経済的に日々の生活が出来ることである。現代の問題である引きこもりやニートは、経済的自立が出来ていない。もし、結婚式費用や家の建築費用を親が出してくれる場合などは、親からの好意である場合は、まだ良いのだが、実際にそれにたよっている場合は自立が果たせていないと言える。


発展途上国の子供たちや日本の昔の貧しかった頃の方が、子供は親をあてに出来ないという心が自然と芽生えるのだろうか、経済的な自立が早い。現代日本において、この経済的な自立が遅くなっている理由は、親の生活が比較的豊かになったことがあげられる。


そして最後は、精神的自立である。精神的な自立とは、他者に依存しないことである。俗に言う甘えが無いことである。これは自覚が無い場合が多いのでやっかいである。どういうところでわかるかというと、状況が悪い時に、自分は悪くないと本気で思っている人は、他者依存であると言える。


自分が全然悪くないと言うことは、人間社会には無いような気がする。極端な例を言えば、国が悪いということを言うだけで、自分は改善しようとしないなら、それは他者依存である。少しでも国に貢献しようとして、選挙に行くとか、より多くの社会貢献をしようとするなら、まだ言う権利はあるが、究極の発想をすると、国をあなたが改善できる力を持たないなら、その力を持つために努力をしないなら、それもまた他者依存という可能性は残る。


会社も人間関係でも同様である。自分のことはさておき、会社や他人が悪いといって、自分は何もしない人は他者依存である。悪いと言いながら改善しようとする人は、言っている事は同じように見えるかもしれないが、その問題を解決する主体性があるので依存ではない自らも責任を認めているのである。だから動く。これは依存ではない。


また、精神的な自立には段階があるようにも思う。自分も悪いが社会も悪いという考えであれば、そこそこ自立していると言える。そして、他が悪いと言うのではなく、自分が率先して、改善しようとしている人が真に自立している人である。


日本を代表する?国会議員さんでも、他の党を責めることをするのだから、精神的な自立には、どこまでも理想があるが、多くの人が自分の問題と捉えて、他者のせいにするのではなく、自分から動く、自分から改善しようとする人が増えれば、本当にすばらしい世の中が来るように思う。これは神の領域なのだろうか?


教育とは何か?という命題に対して、自分自身の整理をするつもりで書きはじめた記事が、こんなに長くなってしまいました。「人間100点もいなければ、0点もいない」というのが私の口癖である。少しずつで良いから、良いところを伸ばし、悪いところを補正していくことに集中したいと思う。


教育の目標は、3つの自立であるという私の考えから行くと、最後の真の精神的自立を求めるならば、親も同様に教育されていると言わざるを得ない。


中学生ぐらいになると、思い通りに育たない子供を通して、天から親も共育されているのである。そう思えないと自己改善は無い。そう思えないと子供に失礼である。子供は決して自分の所有物ではない。天からの授かりものです。子供を通して親も学び、そして学んだことを、子供に伝えていく、そんな両者が共に育つ関係こそ、理想的なスタイルかもしれないと思った今日の総会後に書き始めた記事の結論になってきた。


今から、6人の方の送別と6人の方の歓迎であるPTA歓送迎会に行ってきます。

これで、PTAウイークは終了します。


来週は、お城まつり ウィークです。


最後までお読みいただきありがとうございました

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