野口さんのブログの記事「上手にやるより、魂を込める! 」を読んで、ハッとしたことです。
野口さんの主張している点は大変理解できます(上辺のテクニックに走るな、策に溺れるな、ということです)。
私が社員によく言っているし、私自身も追及していることですが、
「全体像を捉えて、仕事を効率的に行え」「生産性の高い仕事をせよ」
効率化・生産性を高めようとしている言葉です。
また、一方で「仕事に魂を込めろ」ということも言います。
この一見すると相反するようなメッセージを聞いて、社員は誤解していないだろうかと、野口さんの記事を読んで、ハッとさせられました。
私としては、どちらも本心ですし、両立しうるものと思っています。
私の考えとしては、事務作業や業務連絡作業・移動時間などの会社や個人としての価値を生んでいない仕事、つまり誰でも行う必要がある仕事などは、できる限り効率化(策に溺れるということではない)し、空いた時間を生み出すことに注力する必要がある。
しかしながら、価値を生む仕事(ほとんどの場合は対価が得られる仕事だが、そうでなくても価値を生んでいて、対価を生む可能性のある仕事も含む)については、効率化よりも「魂を込める」仕事をしていきたいし、社員にもそうであって欲しいと願っている。
ただ、ここでも誤解がないようにしておきたいのは、「魂を込める」ために、効率化を全然考えなくて良いという事ではない。今していることに埋没するのとは違う。「木を見て、森を見ず」状態であることとは違う。全体像を意識しながら、今やっていることに「魂を込める」のである。
一番いけないことは、効率化を求めることが優先して、中途半端な仕事をすることである。
全体の中での今している仕事の位置づけを意識しながら、その仕事に「魂を込める」仕事をすれば、自然と集中力が増し、結果として、効率化に繋がることの方が多いように思う。
この状態が、効率化が優先していないということである。
「仕事に魂を込める」ことは、埋没しない限り、結果として「効率化」するのである。
野口さんも言うように、上辺のテクニックに走る、策に溺れることは、問題である。
テクニックや策も知った上で、溺れるのではなく、それを活かしながら「魂を込める」仕事が出来ると最強である。
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