【ITエキスパート通信】システム相場 割高のワケ-ITのニュース:イザ! このエントリーを含むBuzzurlこのエントリーを含むBuzzurl

まさにそのとおりである。

弊社は、地域の中小企業様のシステムの受注開発を行ってきたが、当コラムにあるようなことを長年感じてきた。

売る側からすると、お客様から「こんな機能も欲しい」と言われると、当然それも見積りに計上される。その際に本当にお客様のことを思って、「この機能は年に何回使いますか?」と聞くこともあるが、「よく使う」と言われる。これが曲者である。

「よく使う」のは、1日何回だろうか?1週間に何回だろうか?1ヶ月に何回だろうか?1年に何回だろうか?ということを突っ込んで聞くことまでは今まであまりしていなかってかもしれない。「よく使う」という言葉を聞くと、それは必要な機能と単純に理解してしまう。ここは反省点であるので、お客様へのアドバイスも含め、弊社としても改善していきたい。


コラムで指摘していないが、受注する側から見て、一番困るのは、受注金額が決まってから、新たな機能追加を無償で迫られることがよくある。関係を悪くしたくないため、あまり規模の大きくない機能は無償で対応することもよくあるケースである。そのような理由があるから、お見積りはその辺のリスクを計算に入れるのである。


ただ、そこは良心的にこれまでの経験値を基に行っている。それでも異常と思えるほどの無償での変更を余儀なくされたこともある。仕事をいただいている立場上、今後のことも考えて対応したが、赤字が出たので、その後の案件にて含めるしかないと思ってしまうことは仕方がないと思っている。


見積り時点と開発中、運用後にさまざまな事情が変化することがあるので仕方が無いとも言えるが、費用が出ないとなると、じくじたる思いである。


このような業務上のニーズを出すのは、業務を遂行する担当者であるから、システム費用のことはお構い無しに言ってくる。費用対効果をあまり考えない。担当者のニーズは、少しでも簡単に今までと同じ成果を出せればそれで良いのである。自分のふところが痛むとなれば、かなり改善すると思われる。

経営者は、全体としての費用の値下げを迫ってくることはよくあるが、機能については、担当者が必要と言えば、そうだと思ってしまう。ここにギャップがある。

費用対効果を、第3者の立場で考える正義感あふれるコンサルタントが必要であるが、お客様からするとコンサルタント費用を出しても、なお費用を安く出来るシステム会社と対等に渡り合える能力が必要だし、お客様へあまり使わない機能の費用対効果を考えるようにアドバイスできることが重要だろうと思う。


ITコーディネーターという資格があるが、この資格を持つ人こそが、この立場を担っていただきたいのであるが、企業側から報酬をもらわないとやっていけないので、どうしても中堅以上のところになってしまうのではないかと思う。


社会保険庁を筆頭に、さまざまなところで無駄遣いをしているのだから、中小企業にも、国選弁護人のように、このような人の派遣費用を国や自治体の費用で捻出して欲しいものである。

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