アラカンの皆様

こんにちは。

 

 

小春日和が続いています。

風が強くて道に落ちた街路樹の

葉が吹き寄せられていましたクローバー

 

 

 

水曜日、

さばちゃん(17歳猫)の葬儀でした。

中野の蓮華院付属の

動物霊園、哲学堂にて。

 

 

雲流れ

猫17歳

帰天せり

詠んでみた。

雲流れは季語にありました。

 

俳号がまだ決まらずニヤニヤ

って、俳人でもないのだけどw

 

 

哲学堂で送った子が

犬1匹と猫3匹になりました。

犬は最初に介護に携わった子で、

親戚の犬でした。1週間で根をあげて

プロの方に託し、面会に通いました。

 

 

 

二匹目は半日で逝ってしまったので、

介護の「か」の字もできませんでした。

そのショックで初めてパニック障害を経験。

 

 

三匹目は昨夏、庭猫を家猫にして

3年と3ヶ月。介護をしたのは3ヶ月でした。

朝晩の点滴、嫌がらずにやらせてくれました。

 

 

四匹目がさばです。

17年も一緒に暮らしました。

医者いらず、下痢ひとつしたこともなく、

あまり甘えないので手もかからない、

他の猫が大嫌いなので、一匹で

一番広い空間を占領。

長女だから当たり前だろ、

とおっしゃっていました

 

 

 

9月に様子がおかしい、と思い

10月に15年ぶりに獣医の診察を受け、

ガンが発覚。残念なのは、血液検査の

数値は年齢の割に良かったので、

ガンにさえならなかったら、もう少し

生きてくれのではないか・・・と。

 

 

 

詳細は省きますが、私自身が決断した

食道チューブの給餌はほぼ上手く行かず。

正直、後悔しています。

チューブに限らず、最近は胃瘻や抗がん剤や

人間と同じような先端治療が受けられますが、

それが本猫、本犬の希望でないところが

飼い主が苦しむところです。

 

 

「おい、余計なことするなよ。

静かに向こう側へ飛ぶから、

無理に生かそうとか、するな。

俺の性格知ってるだろ、

17年の付き合いだからよ」

 

 

私の想像上のさばのセリフ。

ちなみにさばはメスです。

メスですが、こういう口調が似合います。

猫たちが旅立つと

ああ、夢のように消えてしまったなぁ

と思うのです。夢のように。

 

 

台所に立っている時、

お風呂から出た時、

さりげなくそこにいた。

 

 

ご飯を食べたり本を読んでいる私を

猫タワーから見るともなく見ていた。

 

 

介護に心悩ませ、ムダな工夫をしたり

焦ったり泣いたり落胆したりする私を

たぶん「ふ~ん」と静観していた。

 

 

動物たちが家の中で暮らすように

なってから、愛玩動物から

コンパニオンアニマル、家族の一員に

なっていきました。

 

 

この子たちとも袖触れ合うも多生の縁。

 

 

亡くなったさばの顔が

丸いほおがこけてしまって、

17年前に拾った時の

少し痩せた子猫の時の顔に

そっくりだったのに

葬儀のあと気づきました。

 

哲学堂のお寺猫は代替わりしていて、

「さばはち」と言う子になっていました。

その晩の夕食は、生協で届いた鯖を焼いて。

来週、おもてなしで行くかも知れないお店が

銀座の「サバティーニ」

 

 

おいおい、そんなにしなくたって

忘れないよ。

ありがとう。ずっと一緒に。