家督を継ぐということ | ☆千葉県野田市のせんべい屋☆すみこ

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野田の美味しさ、い~~っぱい召し上がれ!!!

こんにちは!

 

千葉県野田市のせんべい屋

米澤屋のスミコです。

 

 

昨日は定休日だったので、菩提寺へ行き
塔婆をいただいてくるついでに
お墓を掃除してきました。

帽子かぶってタオルを首からかけて(笑)、
タワシとお線香とマッチを持って。

 

 

いつもはお墓掃除は母がしてくれてました。

なんだけど、

昨日の朝見た動画で、お墓参りの仕方をやっててね。

知ってる、と思いつつ見てたけど

え? そうなの? と思うこともあって。

そしたら、じゃあ、今から実践してくるか!

みたいな気持ちになって爆笑


ちょうど母が具合が悪くてしんどそうだったこともあったし、

定休日で他にやることもないし、

お盆前にバタバタするのもやだし、と

よっしゃ! 行きましょ!



枯れていたお花を片付けて、

花入れを洗って、

墓石についてた汚れをタワシで擦って、

線香台をキレイにして。


⚠️墓石はご先祖さまそのものらしいので、

  上から水をかけちゃダメ🙅というのは

  また後の動画で知りました💦

  濡れたタオルで優しく拭ってあげるのが

  正しいお手入れの仕方だそうです。

  ご先祖さま、

  ゴシゴシしちゃってごめんなさい🙏


キレイにしてるうちに、

ご先祖さま方が頑張って築き上げて来た

信用とか信頼とか工夫とかのおかげさまで、

いま私たちが商売を続けていられるんだなぁ、

という思いが湧いてきて、

じわぁ〜っと胸が熱くなったんですよ。


決して余裕があるわけじゃないけど、

家族が元気で、ささやかな幸せを感じられて、

ごはんも食べられるし、おうちもあるし、

安全に眠れるし。


しみじみ、ありがたいなぁって。



一通りキレイになったあと、

お線香を少しだけあげて、

その煙が漂うのを感じながら、

言葉に出してご先祖さま方に感謝を伝えました。



初めて1人でお墓の掃除をさせてもらったけど、

こんな気持ちになるとは思わなかったなぁ。

お盆の前にやれてよかった。



私は長女だけど、商売が嫌で結婚を機に家を出たけど、

結局跡を継ぐために戻ってきた。

文句ばっかり、うまくいかないことばっかり、

自由がないってワガママばっかり言いながら

やってきた。

なんでこんなに心配ばっかり、ガマンばっかり

しなきゃいけないのかな、

ダンナさんが継ぐって言わなきゃ良かったのに、

なんて思いがいつもあった。


でも。



継がせてもらったからこそ、

自分の好きなことにも出会えたし、

この商売嫌いじゃないってわかったし、

野田って結構居心地良いってわかったし、

特出した才能があるわけでもなく、

注目されたり、めちゃくちゃ稼いだりできるわけでもないけど、

ご先祖さまから受け継いだ何かを、

わたしが体現していると思うと、

やっぱり感謝しかないし、

わたしの中にご先祖さま方が活きてるんだなって感じる。


だから、(超有名店、超繁盛店ではないけど、

さらに言えば商売が続くとは限らないけど)

いまわたしがしていることが、

後々誰かのため(助け)になること、と思って

勤しまなければいけない。


それが家督を継ぐ、ということなんだって。




もうすぐお盆。

連休中遊びまくるのもいいけど、

やっぱり一度はご先祖さまに手を合わせて

いまあるしあわせを感じたほうがいいかなって

思います。



仏壇で手を合わせるたび、

お墓参りに行くたびに

母の病気が治ることをお願いしちゃうけど、

母にとっての幸せって、

病気が直ることはもちろんだけど、

それだけじゃないんだろうなって思うようになりました。


だから、毎日一緒に居られる時間、

一緒にできること、

他愛もない会話、

そんな些細なことがいちいちしみじみ愛しいなって思うのです。


お盆というステキな時間。

(それだけじゃないけど、良い機会ということね)

大切にしたいですね。