既報のとおり、嫁が糖尿の教育入院中であったのだが、明日退院することが決定していた。
つまり今日は入院最後の日。
いつものように仕事して、昼に嫁とスカイプして、ちょっと電話して。
そして。
突然私がウツになる。
嫁の不在で散らかった部屋、どんどん届いた荷物、そしてつくっていた趣味の工作のいまいちさ、そして勤めの仕事の懸案。
それが溜まって、小学生の夏休みの8月31日の状態。
小学生なら7月後ろから8月30日までの楽しい夏休みとトレードオフだけど、
今自分にあるのは、山ほどの宿題だけ。
苦手な片付けとか、そんなのが山ほど。
退院した嫁が大変だろうな、と思って、きゅう、と追い詰まる。
嫁に心配をかけるのも嫌だけど、負担をかけるのもいや。
思えば、嫁が糖尿になったのも、私が原因ではないだろうかとスパイラル降下開始。
嫁は「一緒に片付けよう」と言ってくれるけど、本当に申し訳ない。
昼までは元気で、工作なんかやっていたのだけれど。
E655Y編成のヘッド・テールのコンビネーションランプをつくろうとしていたのだけど、
それもぜんぜん本物と違うとダメ出しの嵐。
ほんと、レ・ミゼラブルの夜にやってくる絶望の虎が来た感じ。
最近こんな事が多い。どうにも。
ただ、頓服ではなく早めに就寝の薬を飲めば、だいたい解決する。
ぐるぐる考えても仕方が無い。手を動かそう。それしかないのだ。
ただ、糖尿について。
よく「付き合っていく病気」ということを言うし、しばしば繰り返されるが、
本当に、お付き合いなんかしたくない病気である。正直。
服薬と注射を強いられる嫁を見ていて、付き合う病気だなんて、とても言えない。
増して食事制限を考えると、あまりの不条理さに絶望しかない。それを嫁に言うなんて、私にはできない。
もちろん願いは根治である。付き合うなんて甘いことではなく、完全に克服する治療法を願っている。
そこで、それに向かって今研究が次々と進んでいる。リラグルチドなどの新薬も出てきたし、他にもさまざまなアプローチがある。
その根治に向けたアプローチに期待しつつ、現状の食事や生活習慣の工夫を続けるのは、決して出口のないトンネルではない。
そう生きて行くことが大事だと思った。
工夫もなく文句垂れて無理して悪化の一途をたどるのは愚かだ。その点で、工夫の可能性が見えた教育入院であった。
実りは大きいと言えると思う。糖尿をしょんぼりな生活と脅すTV番組もあったが、それは受け止め方の問題。
もう十分大食いの楽しみも楽しんだので、これからは適量の食事を、しみじみと味覚として味わって食べる生活で十分楽しいと思う。
嫁も糖尿メニューを研究しているようだし、私もそれを目下一番近い人間として、手伝おうと思う。
ちなみに調べて解ったのが9月末にリグラルチド使用で死亡例が2例あったという。
ちょうどリグラルチドをやめるちょっと前だ。
ぞっとした。
効く人には福音だが、効かないあるいは悪化させることもあるのが薬というもの。
とはいえ。
まだ嫁のこの世との縁は、切れていないようだ。よかった。
そしてそのいまいちな工作。E655のコンビネーションランプ。
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posted by (C)YONEDEN
ぜんぜんうまくいっていない。もっと工夫せねば。
各自研究工夫のこと。