今、難しい話に向かっている。
それが、ソロスの再帰性理論。
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特にソロスの言及する経済の相転移のような状態の起きた日の状況について、もう少し考えたい。
ゲーム理論にルール外の物を持ち込むのはよろしくないと言うのはわかるけど、でも私はゲーム理論を批判するつもりはない。だが、ゲームのフィールドをもっと広げる必要があるのではないかと考えている。
それは私が作品の中で言及しているアメノミナカ世界観にもつながるし、それは究極の未来に近づいていくと思う。
しかし、難しい。そりゃ本職のひとたちが苦しんでいるだけに、私みたいな素人が勝てるわけがないのは何度も書いているが、ほんと、難しい。
エンジェル・スティアというプリンセスプラスティックの最終話では、それを取り上げる。
現在372枚まで書き進んでいるが、さらに検討して、2009年の年始に販売に出そうと思っている。
ほんと、苦しい。
でも、くるしんでいるからこそ、喜んでもらえるものが作っていけると思っている。
で、こんなものも見つけた。
再帰理論 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E5%B8%B0%E7%90%86%E8%AB%96
おお、チューリングとゲーデル。いつもお世話になっている先輩たちである。
勉強と仕事の日々。
つか、できれば今考えられているネットワーク的構造を、もっとビジュアルで表現できないかと思う。
たとえば天空の城ラピュタのラピュタの下半球の中で動いている黒いブロックはおそらくオブジェクト指向プログラミングなんかを踏まえている気がする(異論はあると思うけど)。
そういう表現をしたい。本当に。
ちなみに、このソロスの分析、株をやっている人には向いていないと思う。株でもうけたい人は、こういう世界史的な、人類の文明論的な広がりは邪魔かもしれない。もっと実利的なものを求めているだろう。
でも、実のところ、ぶっちゃければ、ソロスは正直、この経済的にも社会的にも相転移が起きかけている状態で株とか通貨とかFXとか、そういう旧来の金融システムに属するものなんかに頼っていてもしかたがないぞ、といいかけているのかもしれない。
だけどソロス的にはそれじゃ商売にならないから大きく言わないみたいな。
そこらへんがソロスの深みであると思うのだが。
金融システム、特にケインズ的な対策で乗り切れるかというと、クルーグマンがノーベル経済学賞までもらっていて日本でかつてのバブル崩壊時に逆金利をつけてでも貸し付けるべきだといっているけどその日本も結局立ち行かなくなりつつあるとされていて、その一方で日本はまだ余力があるというのにニュースは恐慌待望論みたいになっている。
そして、公共投資も「キッザニア」と「私のしごと館」の明暗のようになっている状態で、ジャブジャブ供給してもどこかに消えていくこの目に見えない搾取がありそうに見えている中、果たして効果を上げえるか。
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特に日本の地方都市だけでなく、首都圏の衛星都市でさえも起きているシャッター街化・コインパーキング街化にもまた経済の論理があり、またこれも内需の拡大を妨げているところだろう。
そして、水産業・農業の体力不足もまた経済学の出動を待っていると思う。
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こういう横断的な議論のなかで、実のところ、経済学が一部の人々に嫌われているのは、たとえば「スタバではグランデを買え」において、公共事業をばっさり批判している第8章『子供の医療費の無料化は本当に子育て支援になるか?』で医療の無駄な利用というマイナスにさらに税金を投入してマイナス化させ、さらに無駄な利用を受ける医者、特に小児科医は激務に耐え切れなくなる、と説明し、
何でもかんでも政府に期待して安易に要求する市民は、程度の差こそあれ、政治家と癒着して不当な利益を得る企業とさほど変わらない問題を引き起こしている、と自覚すべきでしょう。
-220p末
とあるぐらいに厳しく言っているのは私も同感であるが、しかし無駄な公共事業の中に鉄道の廃止も含めているところで、確かに公共事業として税金を投入し、赤字が膨らんだからさらに税金を投入するより、投入してきた税金はもう回収をあきらめ、運用にかかるコストと将来かかるコストを考えて、机上の空論と甘い需要予測と責任不在の延命はやめるべきだというのもわかる。
だが、しかしこれを経営コンサルタントと呼ばれる人々が経営学の名で、何の創意工夫もなく多くのローカル線を廃線にしたり、創意工夫を取り違えて建築史的な価値とは逆のバブル的開発で負債を増やして結果廃線とか、そういうのが目立ちすぎるところが、またこういう本当の経済の議論ができない現状を招いているところだろう。
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特に寝台列車の廃止について。九州向けの寝台列車は完全になくなるという。でもそれは合理化に名を借りたサービスの低下が乗客離れを生み、乗客が離れたからさらに合理化と車両設備をさらに低下させたところであることは明白である。そこには九州と東京を結ぶ間のJR各社の間での責任不在による消極策の結果であることもまた明らかである。
それはほとんど私の知る限りでは常識なのだが、結局それにたいして誰も何も対策もなく、廃止につぐ廃止。
確かにそりゃ廃止だよなと思わされるサービスの低下はひどい。あのバカ高い寝台料金で、個室は独房に等しく、車内販売もなく晩酌のビールも夜食も買えない状態で九州まであれに乗るというのは拷問である。
結果、最終の新幹線に間に合わなければ寝台列車に乗るよりも東京駅の周りのサウナで一風呂浴びて、一晩過ごして始発の新幹線に乗れば十分だなということになってしまう。
となれば、寝台列車は単なるトラベルミステリの道具にしかならない。
それを時代の変化、といってしまうのはたやすい。でも、本当の経済学と、建築、とくに鉄道車両装備技術の向上と、そして創意があればと思わざるを得ない。なぜなら山陰・四国向けのサンライズ出雲・瀬戸はがんばっているではないか。それに北海道向けのカシオペア・北斗星は、北斗星は減便になったものの、牽引機関車は最新のEF510に更新されるとJRは発表している。つまり、残すことがほぼ決定されたのだ。
これもまたJR、特にJR東海のセクショナリズムと強く批判することも必要ではないか。惜しむことも大事だけど、もっと別の方法を見つけるべきではないか。
趣味的な話になってしまうが、しかしこれはぐるっとまわって経済だの合理化だのというものが、結局現状追認、結果の解釈に過ぎず、じゃあ適用できるかというと適用できないとウンベルト・エーコは文学で言ったが、ソロスも経済で言っているのである。
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そこで、鉄道でも水戸岡鋭治さんのような例もある。JR九州のデザインを行い、南海貴志川線をいちご電車として再生させつつある。これは建築・インダストリアルデザインの分野だと思うが、しかしいずれ、経済もまた、金融工学が金融バブルをどんどん引き起こしたのとは別に、さまざまな学問を使って、『創意のある経済学』を作れないだろうか。
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もちろん計画経済ではない。だが、創意にもっと力点を置いた総合的な経営をせねばならないし、その経営は、もはや企業や国家の段階ではなく、もっとグローバルに行われる日がくるのではないか。
そして、それが私の作品の中に出てくる、ISS、インタースタビライジングシステム、というものにつながっていく。
それを私は考えたいと思って、今日も勉強中。