
麺王 「久しぶりに、もっこすラーメンを食べよう」

麺王 「うむ、いつ食べても美味いな」
「家庭用ラーメンのトップ3には入るな」

麺王 「ところで、ユリアよ、大変だ!」
「来月から元号が変わるらしいぞ!」
ユリア 「は? 何を今さら言ってんの?」
「知らなかったの?」
麺王 「だって、天皇陛下、まだ御健在じゃないか!」
ユリア 「いや、だけど、ご高齢だから・・・」
「いろいろあるのよ!」
麺王 「で、平成の次は何になるんだ?」
ユリア 「それを来月発表するんでしょ」
「多分、もう決まってるだろうけど・・・」

麺王 「ぜひ、新元号は大和にしてほしいな」
ユリア 「アジア諸国がブチ切れそうだな、それ」
麺王 「大いなる和だぞ!」
「何がいけないんだよ!」
ユリア 「いや、大和って、誰が聞いても大日本帝国海軍旗艦だろ!」
麺王 「それがどうした」
「日本の元号に、他国から文句言われる筋合いは無い!」
ユリア 「そこはもっと無難な言葉でいいでしょうが」

麺王 「いや、真面目な話、
今の世の中に必要なのは大いなる和の心だと思うのだよ」
ユリア 「まあ、閉塞感というか、なんか人がギスギスしてる感じはするけど・・・」
麺王 「言うなれば、他人に対する不寛容が行き過ぎてる感じだな」
ユリア 「テレビもネットも他人の揚げ足とったり、粗探ししてばっかりよね」
麺王 「確かに弾劾するべき件もあるだろうが、
細かいことに目くじら立てすぎなんじゃないか?」
細かいことに目くじら立てすぎなんじゃないか?」
ユリア 「ゴミのポイ捨てとか、
ちょっとしたマナー違反を正義ヅラしてネットで叩いたりね」
ちょっとしたマナー違反を正義ヅラしてネットで叩いたりね」

麺王 「ゴミなんか、自分が拾って始末すればいいだろ?」
「隠し撮りしてネットに晒すなんて卑怯だ」
ユリア 「ネットって自分と意見が合わない者や気に入らない人を
必要以上に攻撃する傾向があるわね」
必要以上に攻撃する傾向があるわね」
麺王 「意見や価値基準は人それぞれ違って当たり前だ」
「多様性こそが生物の進化を促すのだよ」

ユリア 「進化とか知らないけど、気持ち的に余裕が無い人が増えてるのは確かね」
麺王 「急速な科学技術の発達に人類のメンタルが追いついてないんだな」
「ネットを使うには人類の社会性があまりにも幼いのだよ」
ユリア 「今さら、そんなこと言っても・・・」

麺王 「だから、大いなる和が必要なのだ」
「それも、天皇陛下のお言葉となれば、影響力はこれ以上ないだろ」

ユリア 「もっともらしい事言ってるけど、
単にあんたが宇宙戦艦ヤマト好きだから、
元号をヤマトにしたいだけなんじゃないのか?」

麺王 「うっ・・・・」
ユリア 「図星か!」
麺王 「ヤ、ヤマトが駄目ならアンドロメダでどうだ?」

ユリア 「アンドロメダ元年とか言うのか?」
「どこの国よ、それ!」
麺王 「カッコイイのになぁ・・・」
ユリア 「人類がどうとか言う前に、あんたが一番幼いようね」

麺王 「・・・・・」