
麺王 「うぅむ、気付けば今年もあと僅かになってしまったな」
「今年も特に何をしたって感じもないなぁ・・・」
ユリア 「日々ダラダラしてるからでしょ!」
「来年は目標を立てたらいいと思うわ」
麺王 「うむ、そうだな」

麺王 「よし!」
「来年はガッキーと結婚することにしよう!」
ユリア 「おい! 寝言は寝て言えよ、コラ!」
麺王 「ん? じゃあ、婚約でもいいぞ」

ユリア 「賢い人は目標を持ち、そうでない者は願望を持つっていうけど
あんたのは、妄想以下だな」
「一応、世紀末覇者って肩書きなんだから、
せめて世界征服とか言えないのか?」
せめて世界征服とか言えないのか?」

麺王 「フッ、ご冗談を・・・」
「50人程度の模型クラブでも、いろいろあるのに
75億人の面倒なんか見れるわけがないだろう」
75億人の面倒なんか見れるわけがないだろう」
ユリア 「あら、面倒見るの? そういうとこ意外と律儀なのね」
「酒池肉林したいだけかと思ったわ」

麺王 「責任を果たさずに報酬を貰うわけにはいくまい」
「ちなみに、主義も信仰も無いからな、
俺が王なら、75億人は一律に平等だ」
俺が王なら、75億人は一律に平等だ」
ユリア 「それは良いことね」
「全人類が平和に暮らせるなら、酒池肉林なんて安いもんだわ」

麺王 「そう、安いのだよ」
「ビールは第三でいいし、カップ麺やマックも好きだし
女だって、AV男優みたいに毎日何人ともやりたくないし・・・」
女だって、AV男優みたいに毎日何人ともやりたくないし・・・」
ユリア 「なんかセコい王様だな・・・」
麺王 「だから、世界征服のモチベーションなんか無い」
ユリア 「まあ、それは置いといて、地道な目標を考えればいいと思うわ」

麺王 「うむ、とりあえず、
今年中に来年の目標を考えるのを今年の目標にしよう」
ユリア 「は?」
「来年になったら、
再来年の目標を考えるのを目標にするとか言うつもりだろ?」
再来年の目標を考えるのを目標にするとか言うつもりだろ?」
麺王 「うっ、鋭いな・・・」
「今日できることは明日でもできる、
明日できることを今日やってはならないって言うだろ」
明日できることを今日やってはならないって言うだろ」

ユリア 「あんたは窓際の公務員か!」
「結局、それって、いつやるの?」

麺王 「明日でしょ!」
「財政健全化も、景気回復も、明日でしょ!」

ユリア 「明日という日は永遠に来ないのね」
「ちなみに、消費税増税は10月に決まってるけどな」

麺王 「嫌なシメだな・・・・・」