
麺王 「今日はマスターに貰った排骨をラーメンに入れてみよう」
ユリア 「ラーメンは何にするの?」

麺王 「肉の味を邪魔しないよう、あっさりめのコレにしてみよう」

ユリア 「ゆず塩、いいわね」
「お肉の旨味を引き立ててるわ」
麺王 「全粒粉の麺もインスタントとは思えぬ食感だ」

麺王 「さてと、F1とサッカー、両方観たいんだが、どうするかなぁ?」
ユリア 「片方、明日にすればいいだけでしょ」
麺王 「いや、今日観たいの!」
「どっちも!」
ユリア 「ガキか!」
「昔から、二兎を追う者は一兎をも得ずって言うだろ」
麺王 「誰が言ったの?」
ユリア 「古代ローマの誰かかな」

麺王 「フッ、そんなことだからローマは滅びたのだ」
「二兎を追うものだけが二兎を得る事ができるのだぞ」
ユリア 「誰の言葉?」
麺王 「お、大谷昌平?」
ユリア 「いや、言ってないだろ!」
「彼は謙虚に実行しただけよ」

ユリア 「だいたい、無能な奴に限って能書きばかり言いやがって
厚かましいのよ」
麺王 「何を言うか!」
「日本人は厚かましさが足りぬのだ」
「自分を殺して、相手の顔色ばかり伺っててはダメだ」」
ユリア 「奥ゆかしいのが日本人の良いところなんじゃないの?」

麺王 「本音を言わんから、姑息な奴らにつけ込まれるのだ」
「俺なら、尖閣も竹島も北方領土も、石ころ一つ譲らぬ!」
「拉致被害者も骨の一片まで全て取り戻す!」
ユリア 「それができたら苦労は無いっての!」
麺王 「気合の問題だ」
「最初から100点を諦めて、50点を目指してるのがダメだと言っておる」
ユリア 「だったら、あんたが政治家にでもなればいいでしょ」
「酒池肉林に溺れて、その気合を忘れる気がするけど」
麺王 「うむ、それはあるな・・・」
「結局、人間なんて欲望が満たされたら、
信念なんてどうでもよくなるからな」
信念なんてどうでもよくなるからな」
ユリア 「実際、中国にしろ韓国にしろ富裕層は反日感情ないもんね」
「むしろ、日本に来て豪遊してるし」

麺王 「そんなことより、まずはF1から観よう」
「睡眠時間を削ればいいだけのことだ」
「このブラジルGPはチャンピオンが決まる大事なレースだからな」
「このブラジルGPはチャンピオンが決まる大事なレースだからな」
「一瞬たりとも目が離せぬわ!」

麺王 「ZZZ~」

ユリア 「スタートして5分で爆睡かよ・・・」
「大言壮語は大物政治家レベルだな」