
麺王 「今日はこれを食べてみよう」
「サワークリーム&オニオン味のポテトチップスは好きだから
この焼きそばは楽しみだ」
この焼きそばは楽しみだ」

ユリア 「なんか地味ね」

麺王 「炒めた野菜に目玉焼きと海苔を追加しよう」

ユリア 「なんか微妙ね・・・」
麺王 「ううむ、やりたい事は解るが、
この企画自体に無理があったのかもしれぬ」
この企画自体に無理があったのかもしれぬ」

ユリア 「ああ、もう食べられないわ」
「あんまり美味しくないし」
「捨てちゃお」

麺王 「待たんかい、ワレ!」
ユリア 「な、なによ?」
麺王 「ちょっと、そこに座りなさい」
ユリア 「最初から座ってるけど・・・」
麺王 「食べ物を捨てることの重大さが解っておらぬようだな」
ユリア 「解ってるわ」
「生産者の皆さんには申し訳ないと思ってるわよ」

麺王 「たわけ者!」
「それだけではないわ!」
「廃棄した食品を埋め立てると二酸化炭素の25倍もの温室効果をもたらすメタンガスが発生するのだ」
ユリア 「そ、そうなんだ・・・」
麺王 「うぬのワガママが地球環境を悪化させておるのだ!」
ユリア 「そ、そんなこと言われても・・・」
「スーパーやコンビニの廃棄なんかの方が凄いんじゃないの?」
麺王 「無論だ」
「だが、当然その分は損失になるので値引きとかして減らそうとしてるだろ」
「大事なのは、一人一人の心がけだ」
ユリア 「でも、どうしても調理した後は生ゴミとか出るわよ」

麺王 「ゴミにならないように皮ごと食えばいいだろ」
「リンゴとか梨とか」

ユリア 「メロンやパイナップルもか?」

麺王 「お、おう!」
「よく噛めば食えるだろ、多分・・・」
ユリア 「じゃあ、あたしの食べ残しもあんたが食べればいいんだわ」
麺王 「えぇ~、それはちょっと・・・」

ユリア 「なによ! あたしの食べ残しはメロンの皮以下か!」
「食べなさいよ! 地球の為よ!」
「そして、食べた分はしっかり運動しなさい!」

麺王 「何かが間違ってる気がする・・・」