
※ ネタバレありなので、ご注意ください。
連続殺人事件の時効成立後に犯人を名乗る男が顔を晒し、犯行を告白するというお話です。
脚本は結構面白いんですが、はっきり言って映画としては出来損ないです。
まず、完全にミスキャスト。
藤原竜也って、どう見ても35歳ぐらいでしょ。
22年前に連続殺人を始めてたら、当時、中学生じゃん。
仮にズバ抜けて知能が高くても、経済力、体力、生活環境など、
警察に捕まらずに犯行を行うのは極めて困難でしょう。
彼が出てきた時点で、真犯人をあぶり出す為の虚偽と気付きます。
その後、仲村トオルがニュースキャスター役で、絡んできます。
この人がニュースキャスター?
違和感バリバリです。
若い頃に戦場で取材をしてたとかいうじゃないですか。
もう、ここで、仲村トオルが真犯人決定です。
戦場のトラウマで殺人癖があるとかいうベタな設定なんじゃ・・・
冒頭の数分で推理が成り立ち、後は答え合わせをするような映画でした。
興行収益を考えたら、人気俳優ありきなんでしょうが、ミステリーとしては落第です。
WOWOWのドラマの方がよほど見応えあります。