
麺王 「模型道場の時に、おじさん3号殿から頂いたスープで鍋をやるぞ!」
ユリア 「初めて食べる味って、おら、ワクワクするぞ」
麺王 「お、おう」

麺王 「鶏肉と野菜各種を入れてみた」
ユリア 「あら? 変わった香りがするわね」
「八角ってやつかしら?」
麺王 「中華料理の店で食べたことがある香りだが、何か分からん」
ユリア 「白湯って、鶏のスープなのよね?」
「なんか、全然、動物系の臭みみたいなのが無いわね」
麺王 「うむ、おそらく、丁寧にアクを取ったのであろう」
「スッキリしてるのに、まろやかなコクがあるな」
ユリア 「豆乳のなめらかさに似てるわ」

麺王 「ぬぅぅ、流派東方不敗、恐るべし!」
ユリア 「本職に、そういうこと言ったらダメだろ」
「かえって、嘘くさくなるわ」
麺王 「ラー油を足しても美味いぞ」
ユリア 「これはシメの麺も楽しみだわ」

麺王 「麺はコレを用意してある」

ユリア 「この麺、なかなかいいわ」
「コシがあってスープに負けてない」

麺王 「ルーニーも喜んでおるわ」
ユリア 「モスラみたい」
麺王 「モスラは糸を吐くんだけど」

麺王 「このスープは、明日の昼に使おう」

麺王 「さて、昨夜の残りのスープでラーメンだ」

ユリア 「足りない分を足すなら、やはり、チャンポンあたりが適当かな」

麺王 「見た目は、いつものチャンポンだが、このスープは凄いぞ」
ユリア 「今まで食べた、チャンポンで一番美味しいのは間違いないわね」
麺王 「このチャンポンの前では、リンガーハットなど児戯にも等しい」
ユリア 「固有名詞を出すなよ!」
「しかも、チェーン店だし」
麺王 「チャンポンって、長崎ちゃんめんとリンガーハットしか知らんからな」
ユリア 「あれはあれで美味しいけど、比べちゃダメよ」
「ザクとガンダムぐらい、コストや手間が違うんだから」
麺王 「おじさん3号さんは、ジオンの人だぞ」
ユリア 「もう、ややこしいわね」
「じゃあ、ジムとジオング」
「これなら、どうよ?」
麺王 「宜しいんじゃないでしょうか」