
ユリア 「なんか、舌を噛みそうなタイトルね」
「10文字中5文字が、んじゃないか」
麺王 「じゃあ、雲呑坦々麺でどうだ?」
ユリア 「言ったら同じなんだけど」

麺王 「マルちゃんの坦々麺は、スープがイマイチだから、
ちょっとドーピングしてみるぞ」
ユリア 「ゴマしゃぶのタレは良いとして、ゴマドレも入れるの?」
麺王 「ああ、私の計算では、あの酸味が隠し味になるはずだ」

麺王 「炒めた玉ねぎとニンニク葉をそえて、一味で好みの辛さにしたら完成だ!」
ユリア 「う、美味いでよ!」
「スープのバランスが絶妙でよ!」
麺王 「そ、そうだろ」
「隠れなかったけど、ゴマドレの酸味がいい仕事しておる」
ユリア 「ワンタンも食感に変化がついて良いわね」
麺王 「フッ、俺としたことが、また、伝説の一杯を生んでしまったな」
ユリア 「自分で言うと嘘臭いから、ヤメれ!」

ユリア 「そういや、昨日は成人式だったのね」
麺王 「へえ、そう」
ユリア 「あんたの頃も、あったんでしょ?成人式」
麺王 「さあ? あったんじゃないか?」
「よく知らんが」
ユリア 「行ってないの?」

麺王 「ああ、ハナから眼中になかったな」
「むしろ、行って何をするのか聞きたいぐらいだ」
ユリア 「市長の話とか、大人の心構えとか聞かされるんじゃないかな」
麺王 「時間の無駄だな」
「女性は晴着を着る少ない機会だから、分からんこともないが」
ユリア 「まあ、式で暴れるバカもいるしね」
「何を訴えてるのか知らないけど」
「わざわざ出かけて不快な思いをしたくないわね」
麺王 「あんなもの、思想なんてないだろ」
「何の取り柄もない低スペックなアホが、
一生に一度のアピールをしたいんだろ」
一生に一度のアピールをしたいんだろ」
ユリア 「でも、他の人の迷惑だし、なんとかならないのかな?」

麺王 「簡単なことだ」
「見せしめに、損害賠償請求すればいい」
「式に来た新成人1人に付き、慰謝料10万」
「それと、市の行事を妨害した事への賠償で、
締めて3000万くらい請求したらいい」
締めて3000万くらい請求したらいい」
ユリア 「確かに、一度でも、そういう判例があったら、
二度と誰もやらなくなるわね」
二度と誰もやらなくなるわね」

麺王 「物事、金でけじめをつけるのが大人の世界だからな」
「身を以て教えてやるといい」
ユリア 「そうね、モラルの無いガキを育てた親も連帯責任よね」
麺王 「そういうことだ」
「昔は、親の顔に泥を塗るようなことはしてはならぬと教わってきたが、
今は、そもそも親が恥を知らんからなぁ・・・」
今は、そもそも親が恥を知らんからなぁ・・・」
ユリア 「冷蔵庫の中に入って遊んでたコンビニのバイトとかも、そうよね」
麺王 「自分の行動が、どういう結果を招くか考えて行動するのが大人の義務だな」

ユリア 「ほほぅ、言うねぇ~」

ユリア 「じゃあ、真夜中のアメドが、
どういう結果を招くか、よくお分かりなんでしょうね?」
麺王 「え、いや、俺って、成人式に行ってないので・・・」
「永遠にお子様なんだよね」
ユリア 「だったら、ハイボールなんて飲んでんじゃねぇよ!」
麺王 「ごもっとも!」