
麺王 「今日は、味噌ラーメンな気分だな」

ユリア 「じゃあ、これにしましょう!」
麺王 「まつ笠か・・・よかろう」

麺王 「味玉、チャーシューで安定の美味しさだな」
ユリア 「寒い日は、このコッテリ感が嬉しいわね」

ユリア 「ふ~ん、稲田防衛大臣、靖国神社参拝か」
「初詣にしては、早すぎるわね」
麺王 「何を寝言を言ってるんだ、キミは」
ユリア 「え? だって、なんで暮れに神社にお参りに行くのよ?」

麺王 「真珠湾で慰霊祭してきた、その足で行くから意味があるんじゃないか」
「気持ちはどうあれ、防衛大臣のパフォーマンスとしては絶大だ」
ユリア 「また、中国や韓国がうるさいだけじゃん」

麺王 「だから意味があるのだ」
「防衛大臣が外国の顔色をうかがっててどうする!」
ユリア 「ああ、そういうことね」
「まあ、肝っ玉の小さいオッサン共にはできないだろうな」
麺王 「確かにな」
「都知事といい、気合の入ったオバちゃんは怖いもんだ」
ユリア 「そうよ、たいてい親分より姐さんの方が怖いんだからな」
麺王 「そ、そうね・・・」

ユリア 「ところで、初詣とか行かないの?」
麺王 「この俺が行くわけないだろ」
「なんで、わざわざ混んでる神社なんかに行かなきゃぁならんのだ」
「それに、神頼みなど、努力と思考の放棄だ!」
「知的生命体として、死んでもできぬわ!」
ユリア 「でも、みんな一年の健康とか安全とか祈願しに行くんじゃないの?」
麺王 「で、帰り道に交通事故で一家全滅とか・・・」
「なんてご利益だ」
「見事すぎて、目も当てられん」
ユリア 「いや、本気で信じてる人なんていないから・・・」
「そういうイベントなんだってば」
「それに、正月は巫女さんのアルバイトもたくさんいるわよ」

麺王 「み、巫女さん・・・・」
「こ、今年は俺も少し大人になって、参ってやってもいいかな・・・」
「家にずっといても運動不足になるし」
「神社の階段とか、腹ごなしに丁度いいような気がするな」

ユリア 「その前に、あんたは、禊が必要ね」
「大晦日に108回シバいてあげるわ」
「釘バットと木刀、どっちがいい?」

麺王 「ここにも、野生のオバちゃんが1頭いたのを忘れておったわ」