
麺王 「今日はちょっと珍しい一品だ」

ユリア 「人気ラーメン店が売り出してる生タイプか」
「これは、期待できそうね」

麺王 「ああ、書いてある通りに作って、具を乗せるだけだ」

ユリア 「澄んだスープが潔いわね」
麺王 「でも、細麺って書いてるけど、これ、普通は太麺の太さだよな」
ユリア 「サッパリしてるけど、ダシが効いてて太麺に負けてないわね」
麺王 「ああ、麺もツルツルでコシがあって、さすがは生麺だ」
ユリア 「これは、また、残り汁で、おじやがしたくなるわね」

麺王 「気を付けよう 旨いスープは 残らない」
「麺王、心の俳句」
ユリア 「何それ?」
「どこが俳句?
「季語すら無いじゃん!」

麺王 「ほっといて 俺には俺の 道がある」
ユリア 「やめんか!」
「カタコト日本語みたいでウザいわ!」
麺王 「フッ、悔しかったら、一句ひねってみろ」

ユリア 「なめんなや その一言が 命取り」

麺王 「おい! ただのレディースじゃねえか!」

ユリア 「やかましい 今夜のおまえの メシは無え」
麺王 「ハイジン度数、高過ぎるわ・・・」