
麺王 「さて、今日も藤原製麺なんだが、今回も期待できそうだ」

ユリア 「パッケージはいい感じなんだけど、店のオッサンが顔出ししてるやつって
割とガッカリするパターン多くない?」
麺王 「そうなんだよな」
「自信満々の顔に騙されるというか、過度な期待をしてしまうんだよな」

ユリア 「これは藤原にしては珍しい太麺に魚粉まで付いてて、イケそうね」

麺王 「チャーシューでさらに美味しくしてやったぞ」
ユリア 「濃厚って言う割にはアッサリしてない?」
麺王 「ああ、十分、及第点だけど、なにか物足りない感があるなぁ」
ユリア 「店レベルで考えるとそうだけど」
「インスタント袋麺と思うと、相当いい出来でしょ」

麺王 「この前な、スーパーのレジで並んでたら、俺の前のオッサンが
支払いを全部小銭で払おうとして、数えだしてさぁ・・・」
ユリア 「ふーん、いくらぐらいだったの?」
麺王 「7800円!」
「袋に入れたジャラ銭から、100円玉を探して、
一枚ずつ数えてやがるんだよ」
一枚ずつ数えてやがるんだよ」
ユリア 「それはまた、随分と非常識なヤツがいたもんだな」
「よく我慢できたわね」
麺王 「ああ、3分ぐらい耐えてたら、副店長が気づいて隣のレジを開けてくれた」
ユリア 「限界突破してたら、どうしてたの?」
「まさか、北斗神拳とか使ったりしないだろうな?」
麺王 「いや、俺、そんなの使えんし・・・」
ユリア 「まあ、でも、文句の一つも言わないと気が済まないだろ?」

麺王 「それはそうだが、感情で行動するのは愚か者のすることだ!」

ユリア 「そうね、いい歳してゴロ撒いてたら、みっともないわね」
「喧嘩っ速いのがカッコイイとか勘違いしてる男って、結構いるけど
女性から見たら、ダサいのよね~」
女性から見たら、ダサいのよね~」
麺王 「そもそも、本来、ああいう客はレジの方が断るべきなんだ」
「同一硬化が20枚を超える場合は店側に拒否する権利があるんだ」
「後ろに客が並んでるんだからな」
ユリア 「でも、なかなか言いにくいモノがあるわね・・・」
麺王 「ああ、だから副店長の判断がベストだろう」
「もう少し、早く気付けばだけど・・・」
ユリア 「まあ、トラブルにならないに越したことは無いからね」
麺王 「今時、イカれた奴も多いからな」
「根に持って、後ろから刺されてもアホらしいし」
ユリア 「そのオッサンの行動からして、マトモじゃないもんな」
麺王 「そう思うと、サービス業も大変だな」
「お客様は神様だと思ってるアホな客もいるからな」

ユリア 「いるわね」
「金払ったら、何をやってもいいと思ってるバカ」
「親の躾が悪かったんだろうな」
麺王 「で、そういうのに限ってクソガキを量産するんだよな」
ユリア 「まるで害虫ね」
「なんとかならないのかな?」

麺王 「どこかの寺で、シバき倒して躾てもらうしかないな」