
麺王 「最初に言っておく!」
「今日は麺類は一切使わぬ!」

ユリア 「そりゃ、鰹のタタキだからな」
「麺王とか関係ないじゃん」

麺王 「麺王は名前だ」
「目標は料理の鉄人!」
ユリア 「え!そうだったの?」
「初めて聞いたわ」
「で、現在のところ、どのくらいなの?」
麺王 「そうだな、料理の木人ぐらい?」
ユリア 「いや、せいぜい、料理の土人だろ」
麺王 「おい! 土人はヤバいだろ!」
ユリア 「いや、これは土でできた人って意味であって、
決して南の島の人を差別してるわけじゃないわよ」
決して南の島の人を差別してるわけじゃないわよ」
「お叱りを受ける前に、さっさと鰹の説明に行くわよ!」

麺王 「そ、そうだな・・・」
「ゆずポン酢が一般的だが、ニンニクマヨも美味いぞ」
ユリア 「ニンマヨはニンニクとマヨネーズだけ?」
麺王 「いや、味醂で伸ばして、塩で整えておる」

ユリア 「あれ? この刺身、つながってるんだけど・・・」
麺王 「むう、あの包丁、刺身包丁じゃないからなぁ・・・」
ユリア 「ほほぅ、道具のせいにするなんて男らしくないわね」

麺王 「何を言う!」
「道具は大事だぞ!」
「特に刃物と筆はいい物を使うべきだ」
ユリア 「弘法は筆を選ばないんじゃなかったっけ?」

麺王 「フっ、戯れ事を!」
「よいか、書道なんてな、作品の良し悪しより、
誰が書いたかが重要なのだよ!」
誰が書いたかが重要なのだよ!」
「ミミズみたいな字だって、空海が書いたってだけで、ありがたがるだろ!」
「まさに、イワシの頭だ!」
「まさに、イワシの頭だ!」
ユリア 「じゃあ、あれは、達人は道具を選ばないって意味じゃないの?」

麺王 「いや、宗教法人は濡れ手に粟って意味だ」
ユリア 「とうとう大手にまで喧嘩売っちゃったな、あんた」
麺王 「何が大手だ!」
「単に政治に利用されて流行っただけのことだろ」
「寺なんて、ただのボッタクリの葬式屋だ!」
「寺なんて、ただのボッタクリの葬式屋だ!」
ユリア 「最近はネットで手配できる明朗会計坊主もいるぞ」
麺王 「おお! それは良い事だな」
「定価が無いのは風俗だけで十分だ!」
ユリア 「ほぅ、風俗って値段が決まってないのか」
麺王 「そ、そうなんじゃないかな・・・」
「なんとなく、そんな気がするなぁ・・・」

ユリア 「あんたの墓はペット霊園にしてあげるわ」
「ハムスターより安いやつ!」
「お寺、嫌いみたいだし」