
ユリア 「そういや、あんた、日曜日はずいぶん羽を伸ばしてたみたいね」
「あれ以外に、朝行く前に、どん兵衛食べて行ってたでしょ!」
麺王 「そ、そうだったかな・・・」
ユリア 「ちょっと、思い出してみなさいよ!」

麺王 「どん兵衛、明石焼き、お好み焼き、焼きそば、
刀削麺、カレーライス・・・」

麺王 「たまにはいいだろ」
「旅の恥は掻き捨てって言うではないか!」

ユリア 「捨ててないだろ!」
「ブログで全世界に恥を公開してるだろ!」
麺王 「でも、あの日はアルコールを一滴も飲んでないぞ」
ユリア 「まあ、そうだけど・・・」

麺王 「そんなことより、
今年のゆるキャラGPで須崎市のしんじょう君が優勝したらしいぞ」

ユリア 「あの鍋焼きラーメンを被ってるカワウソのやつが?」
「くまモンとかを抑えて?」
麺王 「会場が松山だったから、多少はホームの利はあったろうが」
「高知の何かが日本一になることなんて滅多にないからな」
ユリア 「年間降水量とアルコールの消費量ぐらいね」
麺王 「というわけで、今日は鍋焼きラーメンにしよう」

ユリア 「あれ? 味噌ラーメンなの?」
麺王 「須崎の鍋焼きは、鶏ガラ醤油で、具は、卵、鶏、ちくわ、ネギ、
さらに、タクワンを付けることになってるみたいだが・・・」
さらに、タクワンを付けることになってるみたいだが・・・」
ユリア 「いろいろ縛りがあると面倒ね」

麺王 「ああ、だから、味噌で、牛肉で、カニカマにしてやった」
ユリア 「まあ、別に名前を借りて商売するわけじゃないからね」
麺王 「実は、須崎のある店で食べた、鍋焼きは味噌だったんだが」
「本家のやつより、全然美味しかったんだよな」
ユリア 「味を選べた方が商売的にも良さそうだけどね」
麺王 「しかし、なんだな」
「食べ慣れた藤原製麺の味噌ラーメンだが、土鍋で作っただけで
なぜか、いつもより18%ぐらい美味いな」
なぜか、いつもより18%ぐらい美味いな」
ユリア 「確かに、なぜか、美味しいわね」
「あと、藤原の寒干し麺は、細めで伸びにくいから、鍋焼きと相性が良いわ」

麺王 「うむ、今年は、鍋焼きをいろいろ試してみるのも一興だな!」
ユリア 「とりあえず、豚骨以外でやってよね」
麺王 「ああ、九州ラーメンは煮込んじゃ台無しだからな」