
麺王 「ただいま!」

ユリア 「あら、早かったわね」
麺王 「献血など、俺にとっては昼飯前だ」

ユリア 「今回は、エコバッグが貰えたようね」
「で、何か良いことあった?」
麺王 「今回は特に・・・」
「いつものように血管は褒められたが・・・」
「血管しか褒めるとこないのか? 俺は」
ユリア 「他に何を褒めろと?」

麺王 「上腕三頭筋キレキレね~とか・・・」
ユリア 「そんな会話、聞いたことないわよ」
「てか、キレキレにしてから言ってくれ」

麺王 「とりあえず、今日はこのカップ麺ですませるか」

ユリア 「味が全然想像できないけど・・・」

麺王 「お湯が沸くまで暇だから、サラダも付けよう」
ユリア 「暇じゃなくても、付けて欲しいわね」
麺王 「うむ、美味しいといえば、美味しいけど、なんか印象に残らない味だな」
「ニンニクを無臭にすることないと思うけどな」
ユリア 「パンチは無いけど、ニンニク臭いのも問題あるでしょ」 「それにしても、なぜか、バターの香りがするわね」
麺王 「牛テールってバターの香りなのかな・・・」
「まあ、一度食べておけば、もういいかな」

ユリア 「ところで、さっき何か隠したでしょ?」
「私の目は誤魔化せないわよ!」
「ここに出しなさい!」

ユリア 「何、これ?」

麺王 「じ、自分へのご褒美?」
ユリア 「歯医者帰りの幼稚園児か!」

麺王 「バカを言うな!」
「ゼットンとキングジョーだぞ!」
「むしろ40歳以上限定と言ってもいいぐらいだ」
ユリア 「知らんわ!」
「どうでもいいけど、風呂には持って入んないでよ!」
麺王 「う、うん・・・」