
ユリア 「そういや、あんたにラブレターが来てるわよ!」
「でっかいハートが描いてるやつ!」

麺王 「フッ、俺もつくづく罪な男よ・・・」
「黙っていても、この溢れ出るラ~ヴを抑えることができぬとは!」
ユリア 「あんた・・・アホだな」
「まあ、読んであげなさいよ、ほらっ」
「まあ、読んであげなさいよ、ほらっ」

麺王 「・・・・・」
ユリア 「熱烈なご指名じゃないか」
麺王 「そ、そうね・・・」
ユリア 「で、行くの?」
麺王 「ああ、無論だ!」
「この麺王、名指しで呼ばれて、見て見ぬふりなどできぬ!」
ユリア 「とか、言っちゃって」
「また、巨乳の看護婦が触らせてくれるのを期待してるんだろ?」

麺王 「おい! 誤解されるような言い方をするんじゃぁないッ!」
「採血の時のわずかな時間、手の甲に触れてただけだ!」
ユリア 「でも、全神経を手の甲に集中してたんでしょ?」
麺王 「ああ、心の小宇宙を高めすぎて、
第六感を超える第七感=セブンセンシズに覚醒してしまったわ!」
第六感を超える第七感=セブンセンシズに覚醒してしまったわ!」
ユリア 「覚醒したら、どうなるの?」

麺王 「手の甲を伝わる、えも言われぬ重みから、
その大きく柔らかな物に挟まれ・・・」

ユリア 「ハイ! そこまで!」
「何が心の小宇宙よ!」
「ただのスケベな白昼夢じゃないか!」
「だいたい、その娘もわざとやってるんじゃないのか?」
麺王 「いや、それは無いだろ?」

ユリア 「後で、同僚たちに・・・」
「さっきのあのエロオヤジ~、
ちょっと触れさせてやったら、血がガンガン出てやんの!」
ちょっと触れさせてやったら、血がガンガン出てやんの!」
「超、ウケる~!」
「とか、言われてるかもよ」
麺王 「別にかまわぬ」
「それで触れるなら、いくらでも笑うがいい!」
ユリア 「あんたにはプライドが無いのか?!」
麺王 「フッ、そんなプライドなど要らぬ!」
「この俺は実利を優先する男だ!」

麺王 「という訳で、今日は野菜をいろいろ食べることにする」
「この、涼麺でな!」
ユリア 「今さら、食べてもすぐに血液サラサラにはならないと思うけど」

麺王 「うむ、こんなものかな」
ユリア 「麺が見えないんだけど・・・」
麺王 「なんと13種類の食材を使っておる!」
ユリア 「不吉な数字ね」
麺王 「そんなの日本人には関係ないだろ」
「それに、トランプだったらキングだし」
ユリア 「ま、そうだけど」

麺王 「これで、準備は完璧だ」
「待っておれ! 巨乳ナース!」

ユリア 「即身仏になるまで血を抜かれたらいいのに!」