
ユリア 「はぁ~、10月だっていうのに、今日も暑いわね・・・」

麺王 「さあ! 今日はコレを食べるのだ~!」

ユリア 「あんた、これが見えないの?」
「鍋焼きとか、正気か?」
麺王 「それが、何か?」
「なんで、この麺王が、地球の気まぐれに付き合って、
メニューを変えねばならんのだ?」
メニューを変えねばならんのだ?」
ユリア 「・・・・」
「めんどくさいから、もういいです」

麺王 「やはり、鍋焼きラーメンには鶏肉とチクワが必須だ」
ユリア 「土鍋が・・・見るからに・・・」
麺王 「美味そうだろ!」
ユリア 「あら? シンプルな鶏ガラスープなのに濃厚ね」
「胸肉で、十分、美味しいわ」
麺王 「ああ、醤油ラーメンのスープとしては超一流と言えるな」
ユリア 「寒い日に、食べたら、さぞ美味しいでしょうね」
麺王 「美味いものの前では気温など無意味、
サハラ砂漠で食べても、これは美味いに違いない」
サハラ砂漠で食べても、これは美味いに違いない」
ユリア 「それは、違うと思うけど・・・」

ユリア 「ねえ、タイガーマスクの続編が始まってるわね」
麺王 「ああ、人気作の続編とかリメイクとか、滅多に成功しないけどな・・・」
ユリア 「タイガーマスク2世っていうのもあったけど・・・」
麺王 「あの、ラスボスがアラブの石油王のやつな」
ユリア 「なんか、地味な敵だな」
麺王 「この世で最強の存在は金だ!っていう、
ある意味間違ってない悪役だったような」
ある意味間違ってない悪役だったような」
ユリア 「2世って、あんまり、人気が無かったの?」

麺王 「それがな、裏番組が、あしたのジョー2だったんだよ」
「あのアニメ史に残る名作とぶつけられたら、ガンダムでも勝てぬわ」
ユリア 「視聴率悪くて打ち切りだったのね」
麺王 「だから、あまりそこには触れないと思うな」
「コスチュームは2世の青タイツだけど・・・」
「あれは、むしろ佐山版タイガーから来てるんだろうな」
ユリア 「それで、今度の敵も、虎の穴なのね」
麺王 「あそこって、強いやつがタイガーを名乗れるから、
中ボスからラスボスが、必然的に○○タイガーになっちゃうんだよな」
中ボスからラスボスが、必然的に○○タイガーになっちゃうんだよな」
ユリア 「そもそも、なんで虎?」
「ライオンのが強くない?」
「百獣の王って言うし」
麺王 「いや、虎もライオンも大したことないぞ」
「所詮は、デカい猫だ」
ユリア 「うそ? じゃあ地上最強の生き物って何?」
「ゴルゴ13以外で!」

麺王 「カバだな!」
ユリア 「マジで!?」
麺王 「ああ、体重、スピード、パワー」
「それに、爪や牙を通さない分厚い皮膚」
「そして、巨大な口に鋭い歯」
「ゴミ収集車なみの戦闘力だ!」
ユリア 「ふぅん」
「でも、ラスボスが、カバマスクって盛り上がらないんだけど・・・」
「また、打ち切りになりそう」
麺王 「でも、正体が気になるマスクマンではあるぞ」
ユリア 「やっぱり、オネェとか・・・」
麺王 「そ、それは、確かに地上最強かもしれん」

ユリア 「虎の穴って、そういう意味だったのね」