
麺王 「最初に言っておく!」
「今日の俺は一味違うぞ!」
ユリア 「エロレベルでも上がったの?」
麺王 「そんなもん、とっくにカンストしとるわ!」
「じゃなくて、ちょっと気合の入った麺を作るって意味だ」
ユリア 「へぇ、いったい何を作る気なの?」

麺王 「冷やし坦々麺だ!」
「それも、自家製肉味噌と豆乳を使ったな」
ユリア 「ブロ友さんの真似だから安心してよさそうね」

麺王 「材料はこんなもんだ」
「肉味噌と温玉は前日に作って冷蔵庫で冷やしてある」
ユリア 「冷やし中華を使うのね」
麺王 「ブロ友の先生はマルちゃん正麺を使ってたけど、
売ってなかったから、これにした」
売ってなかったから、これにした」
ユリア 「胡麻だれで、酸味が弱いタイプならいいんじゃない」

麺王 「冷やし中華の胡麻だれをベースに、豆乳とゴマペーストで
スープを作る」
「豆板醤と塩で微調整したら、丼ごと冷蔵庫で冷やしておく」
ユリア 「なかなか念入りだな」
麺王 「そして、青梗菜と麺を茹でたら、氷水で気が済むまで冷やして」
「手早く水を切り、盛り付けだ」

麺王 「仕上げにラー油を垂らして完成!」
ユリア 「具材も丼も冷え冷えね!」
麺王 「どうだ!」
「想像以上に美味いだろ!」
ユリア 「ええ、サッパリしてるのにコクがある・・・」
麺王 「スープがちゃんと坦々麺のスープになってるだろ?」
「それも、かなりレベル高いやつ」
ユリア 「豆乳、なかなかやるな」

麺王 「豆でも牛でも、乳は最高だ!」
ユリア 「めんどくさいからスルーします」
麺王 「・・・・」
ユリア 「これなら、真夏でも美味しく食べられたわね」
「なんで涼しくなってから、やるかな・・・」
麺王 「だったら、来年また食べればよかろう」
「俺は冬でも食べるぞ」
ユリア 「えっ?」
麺王 「暖房の効いた部屋で冷やし坦々麺・・・」
「将軍様なみの贅沢だ!」
ユリア 「そ、そうか」
「真冬に冷やし中華を売ってたらいいわね」