
ユリア 「あんた、昨日も朝まで起きてたようだけど」
「少しは、早起きする気はないの?」
麺王 「別にぃ~」
ユリア 「昔から、早起きは3文の得といってだな、早起きすると得するんだぞ!」
麺王 「3文って、何円?」
ユリア 「ろ、60円ぐらい・・・かな」
麺王 「え~、微妙~」
「せめて、680円は保証してもらいたい」
ユリア 「最低賃金かよ!」
「バイトじゃねぇよ!」

麺王 「今日は冷凍食品の日清具多だ!」
ユリア 「この季節に、あんかけとか・・・正気か?」
麺王 「だから、熱さを以って暑さを克服するのだ!」
ユリア 「あんた、夏に恨みでもあんの?」
「夏子とか、夏美とか・・・」
麺王 「・・・・・」

麺王 「具だくさんの具多に、さらに具を足して具多具多にしてみた」
ユリア 「グダグダ・・・」

ユリア 「けっこうボリュームあるわね・・・」
「しかも、全然冷めないし・・・」


麺王 「さすが、具多、良い出来だ!」

ユリア 「なんだかんだ言ったけど、確かに美味しい・・・」
「冬に食べたら、もっと美味しかったのに」
麺王 「だから、暑さをだな・・・」
ユリア 「ちょっと、その袋、見せなさい!」

ユリア 「やっぱり! 期限切れ」
「こんなことだろうと思ったわ!」
麺王 「・・・・・」