
ユリア 「あんた、今、何か隠したわね!」
「怒らないから、見せなさい!」

ユリア 「これ、どう見てもケンタッキーフライドチキンよね!」
「なんか最近、ファーストフード多くない?」
「麺王じゃなくて肥満王になるわよ!」
麺王 「いや、これには、のっ引きならぬ事情が・・・」
ユリア 「ほ~、言い訳ですか」

麺王 「そうではない!」
「以前、チキン館の丸鶏の骨から取ったスープでラーメンを作ったのは うぬも知っていよう」
「それを、ケンタッキーでも出来るか、検証するのが真の目的だ」

麺王 「そんなわけで、これが6ピース分の骨だ」
ユリア 「なんか少なくない?」
「あんた、骨まで食ってんじゃないの?」
麺王 「いや、今回、手羽が2個も入ってやがったのだ!」
ユリア 「ああ、あれって当たり外れがけっこう、あるのよね~」

麺王 「その骨をネギや生姜と一緒に煮込むのだ」

麺王 「スープだけを濾してやると、こうなる」
ユリア 「あら、意外と脂っぽく無いのね」
麺王 「これに本だし少々と醤油で味付けして、ラ王の麺を入れると完成だ!」

麺王 「見よ! これがKFCラーメンだ!」
ユリア 「あら、けっこうイケるわね!」
「フライドチキンのスパイスの香りが残るかと思ったけど、
ほとんど感じないわ」
ほとんど感じないわ」
「スッキリしてて、優しい味ね」
「でも、KFCラーメンってネーミングはイマイチよね~」
麺王 「そ、そうか?」
「なら、ケンタの骨ラーメン?」
「カーネルの骨ラーメン?」
ユリア 「それじゃ、死体損壊だろ!」