これまでの麺王伝説

だが、二人の力は互角。
再戦を決意し、それぞれの道を歩むのであった。

シュウ 「古来より、南斗乱れるとき、北斗現ると言う」
「北斗神麺伝承者メンシロウ、私はあなたを待っていた」
メンシロウ 「あなたは目が不自由なのか?」
シュウ 「されど、心の目は開いておる!」
「聖帝サウザーを倒せるのは、あなたしかいない」
こうして、メンシロウはシュウの率いるレジスタンスに身を置いていた。
そんな、ある日・・・・

メンシロウ 「シュウ! 何があった?」
シュウ 「子供たちの食事に毒が・・・」
「サウザーは競合する外食店の食材に密かに毒を混ぜているのだ・・・」
メンシロウ 「ま、まさか、そんなことを・・・」

シュウ 「見るがいい、メンシロウ!」
「これが、サウザーのやり方だ」
「光を失った役立たずのこの眼だが、いまだ、涙だけは枯れぬ!」

メンシロウ 「待っていろ!サウザー!」
「貴様には地獄すら生ぬるい!」

トキ 「メンシロウがサウザーのもとへ向かったようだ」
麺王 「ぬうう、メンシロウといえど、サウザーの謎を解かねば奴は倒せまい」
トキ 「私はサウザーの秘密を知っている!」
「我らも急ぐぞ!」

サウザー 「よく来たな、メンシロウ!」

メンシロウ 「サウザー! 貴様の料理は麺一本たりとも、この世には残さぬ!」
サウザー 「デカい口を利くようになったな、小僧!」
「ちょうどいい、北斗三兄弟まとめて聖帝飯店の礎にしてやるわ!」

麺王 「サウザーよ! うぬは悔い改めたのではなかったのか?」
「あの涙は偽りであったか?」

サウザー 「聞こえぬなぁ~!」
「貴様なんぞに経営者の苦労が分かってたまるか~!」
「綺麗事だけでは事業はやっていけぬのだよ~」
メンシロウ 「サウザーよ、そこから先は地獄の鬼にでも言うがいい!」

宿命の糸に導かれた4人。
果たして決着はいかに?
後半へつづく