
麺王 「ユリアよ! 顔色が優れぬようだが、どうかしたのか?」

ユリア 「ええ、実は・・・」
「実はわたし、お野菜をいろいろ食べたいのだけれど、
エビやお肉も食べたいの・・・」
エビやお肉も食べたいの・・・」
麺王 「ううむ、ならば、八宝菜などがよかろう!」
ユリア 「そうね・・・」
「でも、八宝菜って、素材の味を活かしてるのは分かるんだけど、 何か一味足りないっていうか」
「もう少しパンチが欲しいのよね~」
「あ、嫌いなわけじゃないのよ」

麺王 「いいだろう!」
「この俺に任せるがいい!」
麺王は面食いだった。

具材は、もやし、椎茸、しめじ、白菜、人参、ネギ、メンマ、カニカマ、エビ、豚肉。
味付けは鶏がらスープ、香味シャンタン、メンマの漬け汁。

刻みニンニクと一緒にオリーブオイルで炒め、黒胡椒を多めにかけています。

麺王 「見よ! これぞ五目あんかけスパゲティだ!」

ユリア 「美味しい! 美味しいわ、これ!」
麺王 「フッ、当然だ」
「これこそ、アレキサンダーやチンギス・ハンですら成し得なかった ユーラシア大陸の統一という偉業を・・・」

ユリア 「そんな事より、あんた!」
「使ったフライパンがそのままだったわよ!」
「調理しながら洗い物もするように、いつも言ってるわよね!」
「使ったフライパンがそのままだったわよ!」
「調理しながら洗い物もするように、いつも言ってるわよね!」
麺王 「・・・・・・・」
麺王は尻に敷かれていた。
※ この物語はフィクションです。
実在の人物とは一切関係ありません。
実在の人物とは一切関係ありません。