道具の話 小技編 | よねブロ

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ヤフブロからの引越しです。

今日は久しぶりに真面目に模型の話。
道具を本来の使い方と違う方法で活用する小技を紹介。

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ノギスとディバイダー。本来は長さを測るための道具です。これを使って、パーツ断面へスジ彫りを行います。
やり方はノギスやディバイダーの片方をパーツの淵に引っ掛け、任意の幅でもう片方の角や針でケガくだけです。
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見難いですが、緑色のパーツの中心にスジが彫ってあります。
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ディスティニーの翼。断面にスジボリを入れる事で外装と内張りが別パーツであるかのように演出。また、マスキングの助けになるので、色分けも容易になります。
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ステイメンのテールバインダー。ここは薄く削るのもアリですが、スジボリで複合装甲のように見せています。1/144と小スケールなので、単純に線が増えるだけで情報量が増え、密度感が増します。

この方法は、ガンプラなどでパーツの断面を演出することで、少しでもプラモっぽさを消すのに有効です。
バイクやF1などは、パーツ断面のプラの厚みを薄く削ることでスケール感が出てくる訳ですが、実物が存在しないガンプラでは、いかにデザインをカッコよくアレンジするかがデキを左右するポイントであり、作る醍醐味でもあります。