『唐傘小風の幽霊事件帖』

高橋由太

幻冬舎時代小説文庫



ある日、貧乏寺子屋の師匠・伸吉の前に、雨でもないのに赤い唐傘を差し、

肩に小カラスを乗せた、無愛想な美少女「小風」が現れた。

なんと幽霊だと言う。

小風はぶつくさ文句を言いながら、

なぜか伸吉を襲う悪霊を不思議な妖術で追い払う。

何やら死んだばかりの伸吉の祖母

と因縁があるようなのだが・・・・・・。

幽霊、妖怪何でもござれの大江戸ラブコメ!

(カバー裏・紹介文より)



ん~~~・・・私これ、今までで一番ダメかもあせあせ

言うほど、ラブコメでもないし。


続編あっても、買わない気がする。

よほど展開が面白そうとか、そういうんじゃないと

興味をそそられないかなぁ。





『3センチヒールの靴』

谷村志穂

集英社文庫



ひとり分の夕食を作ってドラマを見ながら食べ、12時前に寝る、

規則正しいが華やぎのない29歳の毎日。

ふと人恋しくなり、合コンで出会った男に電話してしまう「3センチヒールの靴」。

彼が持ってきたワインと同じ瓶を

親友の部屋で見つける「赤と白のワインの空き瓶」。

気がねなく誘えて恋の悩みも話せる男友達との関係を描く「冬休みを前に」

など、大人になっても恋上手になれない女たちを描く17篇。

(カバー裏・紹介文より)



谷村さん、いつぶりだろ?

確か前回も掌編集だったような気がする・・・。


何冊かしか読んだことないけど、最近ずっとなのかしら。

私は好きだから、うれしいけど。

長編が読みたい方もいるんじゃないのかなぁ???


1作だけ、他のアンソロジーで読んでいました。

それも含め、全体的に好きな感じ。


ミステリ以外が読みたい時、最適だわ~キラッ

もっとたくさん書いて欲しい!





『ヒトリシズカ』

誉田哲也

双葉文庫



本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。

それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。

男が拳銃で撃たれて死亡する。

犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。

心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ――。

第二章「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、

最終章「独静加」で・・・・・・何を見る?

(カバー裏・紹介文より)



なんとなくだけど、勝手に姫川シリーズかと思ってました。

手にとって初めて、あ・・・違うんだ・・・と。


しかも、かなりそそられる紹介文。

看板に偽りなし!!でした。


どんでん返しではないと思うけど

二転三転するので、そういう意味で気持ちいいです。

裏切られたい人向きかな。


雰囲気的には、キライな方もいそうですが・・・あせあせ





『SROⅢ キラークィーン

富樫倫太郎

中公文庫



“最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。

依然として黙秘を続ける房子のもとへ、

「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。

一方、SRO室長・山根新九郎は、

東京地検から房子との面会要請を受けるが――。

(カバー裏・紹介文より)



わりと短期間に3冊出てるんだから、人気あるんでしょうね~。

私もかなりお気に入りです。


若干エグイところもあるので、苦手な人も多そうだけどあせあせ

私は小説(とか映画)なら、平気なので。


それにしても、近藤房子再登場は意外でした。

もともとの構想なのか。

リクエストにお答えしてなのかは不明ですが。

確実に4はあるみたいなので、楽しみに待ちます♪



『瑠璃の雫』

伊岡瞬

角川文庫



母と弟の3人で暮らす小学6年生の杉原美緒。

母はアルコールに依存し、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。

そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。

美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、

彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。

数年後、美緒は事件を調べ始め、余りにも哀しい真実を知る――。

家族とは何か。

赦しとは何か。

今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編!

(カバー裏・紹介文より)



ちゃんと読むのは初めてなハズ。

アンソロジーでおそらく短編を読んだような・・・。


いつか、虹の向こうへをドラマで観て、

伊岡さんはもうそのイメージしかないの。

小説は読んでないから、ドラマが原作に忠実だったかどうかもわからずあせあせ


だけど。

瑠璃の雫は、ドラマと雰囲気が同じでした。

設定が多少似ているせいかもしれないけど。


感涙・・・は言いすぎなような気もしますが。

まぁでも、ちょっと泣いたけど笑



『警視庁情報官 ハニートラップ』

濱 嘉之

講談社文庫



色仕掛けによる諜報活動――「ハニートラップ」に溺れた日本の要人は

数知れず。

国防を揺るがす国家機密の流出疑惑を追う警視庁情報室トップの黒田は、

漏洩ルートを探るうちに、この「罠」の存在に気が付いたが・・・・・・。

「情報は命」そう訴える公安出身の著者が放つ、

日本の危機管理の甘さを衝いた警察小説の最前線!

(カバー裏・紹介文より)



正直、前作がちょっとツラかったので泣

読み始めるには気合が必要でした。


でも。

こちらは、ちゃんと面白かったきゃー

という表現は失礼かもしれないけどあせあせ


ラストは、ちょっと予想がついてしまったりもして残念でしたが。

それでも、十分面白かったから

トリックスターはとっとと読んでしまいました。


そちらもいずれ~本





『つばめや仙次 ふしぎ瓦版

高橋由太

光文社文庫



本所深川の薬種問屋つばめやの次男坊・仙次は、

店にも出ず遊び暮らす極楽とんぼ。

怪しげな事件に首をつっこんでは、瓦版にして売り歩く変わり者だ。

そんな仙次のもとに、「死人を蘇らせる拝み屋がいる」というネタが飛びこむ。

さえない小男で、そんな力があるとは思えないのだが・・・・・・。

真相を探る仙次と幼馴染みの剣士・梶之進は、

とんでもない事件に巻きこまれてゆく!

(カバー裏・紹介文より)



高橋さんは、だいたいそうですが。

すーぐ読み終わってしまいました・・・。


続編あるみたいなので、もちろん読みます本


オサキやびりびりは若干子供っぽいし、

私はこちらの方が好きかも。


唐傘小風の方も、近いうちUP予定です。





『渡り医師犬童』

太田靖之

祥伝社文庫



「いいから黙ってろ」犬童の剣幕、そして自在の技術に

五年目の産科医神岡好乃は圧倒された。

母子ともに危険な早期剥離の出産を無事成し遂げたのだ。

だが医療事故すれすれの無謀なやり方に反感を覚える。

存亡の危機にある市民病院に現れた助っ人のフリー医師犬童道也。

この男は、救世主なのか?

過酷な現代の産科の現場で、

若き医師の成長を描いた医療サスペンスの傑作!

(カバー裏・紹介文より)



医療ものも、実は結構好きだったりします。

でも、厚いのは避ける主義なのでなかなか・・・。


太田さん・・・初めましてです。

他のも読みたいと思う程には面白かったのですが。

ですが。

これって、サスペンスかなぁ?????


ん~~~。

イマイチ納得いかない・・・汗





『臨場 スペシャルブック』

横山秀夫

光文社文庫



ドラマ「臨場」オフィシャル・ガイド

文庫未収録作品一挙掲載


だそうです。

そんなわけで、紹介文はありません・・・。


ただのオフィシャルガイドだったら買ってませんでした。

ドラマは見てたけど、それとこれとは別。

文庫未収録作品に惹かれたわけですひらめき


1つはドラマで見てしまっていたけど、

いやぁかなり満足ですきゃー


でも。

続編は続編として、また改めて文庫になるのかな???




『ビギナーズラック』

今野敏

徳間文庫



男には闘わなくてはいけない時がある――

人気作家・今野敏の原点がこの一冊に!

ドライブ中、暴走族に囲まれた一組の男女。

恐怖で身動きがとれず、恋人を目の前で犯されかけた時、

情けなさが怒りに変わった。

理不尽な暴力に対する激しい怒りだった。

愛する者を守るため、男は立ち上がった。

表題作をはじめ、単行本未収録作を含む六篇を収録したオリジナル短篇集!

(カバー裏・紹介文より)



作品ごとの雰囲気が全然違っててビックリ!!

初出を見て、さらにビックリ。そして、なるほど。

一番古いので1982年でした。


いろいろなジャンルを書かれる方だなぁとは思っていたけど、

ひさしぶりに読んだのがこちらで。

たまたまだけど、これを読めて良かったです。


本との出合いも運命だからキラッ