世直し先生 鹿島としあきのブログ -5ページ目

今年も今日でおしまい

 早いものです。 このブログを書き始めてから早一年。


市議になってから、9ヶ月と半月。


 ブログをご覧になって頂いている方々には、数多くの叱咤激励を


戴き深く感謝し、お礼を申し上げます。


 今年一年 ありがとうございました。


 市議になりたい、立候補しようと決意したのが、昨年の10月です。 


名古屋市民のために、名古屋の子供たちのために また、これから誕


生する次世代を担う子どもたちのために、今まで名古屋が溜めたツケ


を一掃したい気持ちを強く抱くようになり、立候補を決意し、今もその


思いは変わっていません。


 西区民6,184人のご支持を頂き、市議にさせて頂きましたが、減税


日本ナゴヤの一員として、まだまだ力不足を痛感しつつ、これからの


市政に役立ちたいと 頑張っています。


 今年も余すところ、わずか9時間。 今年一年間を振り返り、「鹿島


としあき重大ニュース」を考えてみました。もちろん公私にわたる重大


ニュースです。


◎ トップは、初回の市議選チャレンジで初当選させていただいたこと。


  河村市長の人気にあやかっての追い風が吹き、街宣カーも使わない


  で市民目線の選挙を戦ったこと、支援者の絶大なる働きと家族・親


  族との協力体制が功を奏したことなどが勝因でした。


◎ 3月11日の東北地方を襲った大震災により被害を被った岩手県・


  宮城県の視察を行い、現地の方とも交流した。、また、「絵本を被災


  地の子どもに贈る」ため絵本の収集をかしま会で行い、送った。


◎ 私が信頼を寄せ、また、私に期待をしつつ手放しで応援して頂いた


  義父を失ったこと。享年91歳でした。


◎ 6月に会派の政審会長を託されたこと。、まだまだ充分にその職務


  をまっとうしてないが、これから会派の全員と力を合わせ、三大公約


  の実現に向け頑張ります。


◎ 1月中旬に鎖骨を折り、下旬に手術・入院したこと。 今でも鎖骨を


  固定したセラミックが入っていますが、それを取り除く暇がありません。


◎ 12月下旬に韓国ソウルの『英語村』視察に行ったこと。 発言の機会


  が得られれば、その視察の内容報告と、これからの英語教育について、


  私の考えていることを延べさせていただきます。


◎ 7月に、教育子ども委員会で九州に視察に行ったこと。 その内容に


  ついてはこのブログでも書かせて頂きました。


◎ 11月にかしま会主催の「紅葉とカニ料理」のバスツアーを実施して、


  300名の方々のご参加を頂き、多くの方々と交流と対話ができた。


◎ 地域委員会のモデル実施の検証のための「市民意見交換会」が8会


  場で実施され、その全てに参加し、その感想等はブログにもアップ。


  今は、その勉強会が会派で続けられている。



 その他 まだまだ書きたいことがたくさんありますが、皆様方が良き新年


を お迎えになられることをお祈りしつつ、今年のブログを閉じます。

今、取り組んでいること

 長い間、討議されてきた減税問題が、やっと先が見えかけてきました。 


5%でいいの?と言う質問をよく受けますが、減税日本ナゴヤが公約と


して掲げてきたものは10%減税です。 諦めて妥協したわけではあり


ません。 時期を伺います。


 5%減税については、21日からの財政福祉委員会でも討議されます


から、ここでのコメントは控えさせていただきます。


 我が会派の政審会として、三大公約の実現に取り組んでいます。


大村政審会副会長の担当が「議員報酬半減の実現」


山田政審会副会長の担当が「市民税10%減税」


そして私 政審会会長の担当が「地域委員会 全市実施」


 この地域委員会の担当議員が、我が会派の中では最も多く11人が


携わっています。 この11人のメンバーに総務環境委員会の委員5名


が加わり、週に2回ほど『勉強会』を開いています。 玉置議員が講師に


なり、「地域自治」の基礎概念からスタートして、6法全書片手に、大学


の講義さながらの真剣みを帯びた特訓授業です。 1回 2~3時間の講


義に集中していても与えられた教材の量が莫大で、「次の講義までにこ


ことここ、読んでおいて下さい」とか「また、今から言う3冊の本を購入し


て読んでおいて!」と宿題も出ます。 さらに習ったところの口頭試問が


今日から始まりました。


 私も 「地域委員会の市民意見交換会」に8モデル地区とも参加し、地


域委員会について分かったつもりでいましたが、今は原点から再構築を


始めています。 この講座の卒業は2月中旬になりそうですが、「地域委


員会」のエキスパート目指して頑張っています。


 もう一つ、私のライフワークとして取り組んでいることが「教育問題」です。


こちらは機が熟したらお話させて頂きます。


 





市民税10%減税案の採決に関して

 市民税10%の是非については、財政福祉委員会でもしっかりと討議


され、市民の関心も高く、あるアンケートでは賛成が60%というデータ


が出ていますが、私は昨日12月7日の本会議での採決についてだけ


私見を述べます。


 7%になった段階ですぐに私はとりあえず7%減税を実施することに


賛成であることをこのブログで述べました。 10%を主張していても、


現時点では100%否決され、再来年度実施も余計に遠のくとの判断に


基づいての苦渋の選択でした。


 減税日本ナゴヤだけでの賛成では可決できない。 だから他会派に


声を掛け、他会派との妥協点を探りつつ7%に行き着きました。 


 7%修正案も否決になった6日の財政福祉委員会。 翌7日の本会議


では7%修正案の採決の後、10%減税案の採決が行われた。 7%修


正案の段階では,減税日本ナゴヤの27名は全員賛成。 そして10%減


税の原案の採決に至った段階で会派が2つに割れた。


 名古屋市会の慣例では、修正案に賛成した議員が原案にも賛成する


ことはタブー視され、過去にも例が無いそうだ。 ところがわが会派の6


名の市議が暴挙に出た。 原案にも賛成の起立をしたのだった。 当然


の如くヤジが飛んだ。 だがそのヤジの一部は暴挙を賞賛するヤジだっ


た。 「おいおい、減税日本も分裂だぜ!」に混ざって「それでこそ、議員


の中の議員だ!」「よくやったぁ!」とも。


 先ほど 『暴挙』という言葉を敢えて使ったが、私自身も立ちたかった一


員だから、『快挙』とは言えないにしても、立ちたい気持ちは理解できる。


私も執行部の一員でなかったら起立してたかも知れない。


 自身の選挙公約に掲げた「10%減税」を否定するには良心が許さない。


修正案を出して否決されたら、原案に戻ってこれに賛成したって何も可笑


しくないじゃないか。 そんな悪しき慣例なんて打ち破るために減税の市議


が市会に送られたんじゃないのか?


 昨日の採決、鹿島市議の後ろでトシアキ君が「お前も立てよ!」とつぶや


いていた。




 

私の個人的な思い

 今定例議会で 補正予算について慎重に審議することはもちろん、大き


な争点は「市民税10%減税→7%減税」への変更であろう。


 11月29日の公明党の馬場規子議員の個人質問において、河村市長に


譲歩を促す提案。 これは正直 私も大歓迎だった。


 9月からの「財政福祉委員会」の流れを見ていても、11月例会において


「10%減税」が通過する見通しはかなり薄い。 昨年 減税案が否決され


それについて民意を聞くためのリコールで得た66万票はどこへ行ってし


まったんだろう?


 24年度10%減税が昨年に引き続き見送られると、25年度実施はさら


に難航するのではないかと容易に予想が付く。


 7%に下降修正してでも、来年度はとりあえず「減税」の実績を実現した


い気持ちは、減税日本の市議のほとんどは持っている。 そして 景気も


回復し始めれば、他会派の同意、市民の賛同も得やすくなり 10%減税を


実現すれば良い。 今、10か0かの選択で0を敢えて選ぶよりは、財政不


足も29億円に減少するだろう7%減税を選択すべきであると考える。


 7%は、公約違反であるという意見も尊重したい。 だが 敢えて10%減


税を確実に実現するためのステップであると理解して頂きたい。


 より良い市民経済を実現するためのステップに繋がると信じている。

鹿島としあき 秋の戦い

 10月26日からブログを書かなかったことに驚いています。


予算要望書を書き上げ、ホット気が安らいだのも束の間、11月例会の


個人質問の調整、自分の職域でもある地域委員会の調査・検討。それ


に加え、「かしま会バスツアー」のお仕事に翻弄された3週間でした。


 ブログに目を通す余裕がやっと出てきました。



 減税日本ナゴヤでは、個人質問は、過去三回、全く個人任せ。会派は


ノータッチ状態。 他会派の様子も伺って、これではいけないと、今回か


ら、個人質問の希望者にまず登壇主旨の3分間スピーチをしてもらい、


その後、原稿を書き上げた議員によって、本番さながらのリハーサル。


 本人任せの個人質問ではなく、質問内容が会派の主旨にあっているか


どうか、また、質問項目・内容がよく吟味されているかどうか?を 検討す


るようになりました。


 

 地域委員会はこれから本格討議に入っていきます。11月6日に総務環


境委員会で検討された内容、市民意見交換会の資料を基に、精査してい


きたいと思っています。 過去のモデル実施を受けて、それを踏襲するの


ではなく、全く新しい、市民のためになる地域委員会を構築します。



 一年生議員が、今後 選挙を戦うための策として、市長が唱えることは2


点。 『辻立ちをして市民に自分の考えを訴えなきゃいかんよう。雨が降って


たら濡れてでもやらないかんよお!」 「それともう一つ、バスツアーは 毎


年 やりゃあよ!」 そのアドバイスに従い、まずバスツアーを企画しました。


『西明寺の紅葉と越前海岸でカニ料理』 6500円。1台集まると良いなあ。


できれば2台にならないかなあ。。。 21日・日曜日に実施しますが、な、


何とバス7台、304名の参加を得ました。 参加していただいた方、ホントに


ありがとうございます。 怪我の無いように全員に楽しんでいただけるバス


ツアーになるように頑張ります。


 多くの市民からたくさんの声を聞くためのバスツアーです。


  実り多い秋にしたいです。

予算要望書より

 やっと予算要望書を昨日、市長室に届けました。 この10日間あまり


要望書にかかりっきりで、他に目を配らせる余裕があまり無かったこと


も事実です。 今日、追加の「災害にかかわる重点事項」の要望書を作成


したら一息ついて、たくさんの宿題を片付けていきたいと思っています。


ここでは予算要望書で示された「市民税10%減税」を掲載します。




 24年度予算編成に対する要望 より


   財政局に対する要望の中より 

 


● 減税について 

・ 経済政策としての減税。行財政改革を促進する

 圧力としての減税。納税者への感謝の気持ちを表す

 究極のメッセージとしての減税。自分たちのことは

 自分たちで決めるという究極の住民自治達成のため

 の減税。これら4つある減税の意義をしっかり踏ま

 えた上で、もっとも効果的な市民税10%減税施策

 を行うこと。
 国が、減税も含め、地方自治体の課税自主権の

 拡大を図ってきた趣旨は、真の分権型社会の確立で

 ある。その具現化に向けて邁進すること。

 交付税の肩代わりに臨時財政対策債を発行すると

 いう制度ができ、また、扶助費などの義務的経費

 がかさむなど、国の制度は一方で地域主権を謳い

 ながら、その実、地方都市が独自の成長戦略を歩む

 ことに負を強いているので、国、地方を通じた歳

 出削減努力によってなおも生じる地方財源不足額の

 解消は、臨時財政対策債の発行による負担の先送り

 ではなく、地方交付税の法定率引き上げによって対

 応することや、地方交付税の算定にあたっては大都

 市特有の財政需要を的確に反映するよう国に制度改

 正を強く求めること。

民間企業は凄まじい価格競争の中で、当たり前の

 ようにコスト削減を行っており、行政も減税を実施

 して、「プライスキャップ」を厳しいレベルで設定

 することにより、行政に自らの構造上の無駄を見直

 す圧力がかけられる。

  名古屋市の中で制度疲労を起こしている事業、重

 複している事業の統廃合など、局横断的な視野でも

 って抜本的な行革を進めること。

  また、この圧力を名古屋・愛知と広げれば、二重

 行政を見直すことや、類似事業を一元化することな

 ど、この中部地方の行政の在り方そのものを議論の

 俎上に載せることが可能になる。その動きは、ゆく

 ゆくは中京都の実現に達する。どうしたら実現可能

 になるか、徹底的に議論を尽くし、歳出削減の可能

 性を模索すること。

・ 市民税10%減税において、福祉、教育などのサー

 ビスを低下させないようにすること。真の行財政改

 革のみで財源を捻出すること。また、減税は税金を

 納める人にちょっとでも税金を安くする施策であっ

 て、減税分の税が初めから存在しなかったと解され

 る施策である。したがって、課税対象外の非課税世

 帯などへの対応についても配慮すること。

・ 市民税10%減税と規制緩和など複数の施策を組み

 合わせ、「名古屋市内で消費させる」、「名古屋市

 で新規事業を立ち上げる」ことに結びつくような複

 合的な経済政策でもって、平成版「楽市・楽座」を

 実施し、ヒト・モノ・カネが名古屋・愛知へと引き

 寄せられる都市の魅力を築き上げること。

・ 税金の使い道の決定を市民の皆様一人ひとりに委

 ねるという、まさに市民の自由な意思が直接地域

 で反映される「市民市役所」と呼べるような仕組み

 を構築すること。

・ 平成22年10月に実施された市民アンケートで

 6の方が「預貯金」ではなく、「日常の生活費

 に活用した(する)」と答えたように、減税を行

 うことで、家庭や企業の可処分所得が増え、市民

 の生活支援や地域経済の活性化につながることは

 立証された。しかし、その段階に留まることなく

 、その先の名古屋における寄付文化を醸成するた

 めにも、NPOや地域等への寄付が行いやすくな

 るような制度を築くこと。



 「予算要望書」は、市役所内の会派事務所、または鹿島としあきの


自宅にお越し頂ければ配布させて頂きます。


市議に選ばれて7ヶ月

 早いものです。 もう7ヶ月。 我が人生でこの一年間ほどめまぐるしく


動いた日々の変化はありませんでした。 「教育はじっくりあせらず 気を


長く」が信条の私では経験しがたい変動でした。


 今週 水曜日・木曜日の教育子ども委員会で新しい経験がありました。


副委員長を務めさせて頂いている私は、会派の中では、金城・湯川・余語


委員と私の4人でよく勉強会を開き、委員会の審議に加わります。 副委員


長の立場上、委員会の中ではめったに発言しませんでした。


 この両日、決算審議の後で委員間討議の時間が持たれ、民主の加藤委


員、自民の中川委員が、我が会派の3委員と討議になりました。 争点は


「22年度は市民税10%減税が実施されたため、教育委員会・子ども青少年


局とも予算が20%平均 かなり削られた(削られたのは経費部分。決算ベー


スでは歳出は前年より微増)。 23年度は減税が実施されなかったため、予


算カットも3%とわずかで済んだ。 減税のため、子ども達のための予算が


削られたことを あなた達(減税日本の市議)はどう 受け留めているのか?」


という問い掛けであった。


 そして、一通りのやり取りが終わって、中川委員が「ここでは最年長である


鹿島副委員長にお尋ねします。 あなたが市議になって約半年が過ぎました。


市議になる前、市議会に抱いていた感想と、自分も市議会・委員会に入って


からの感想で違う面が出てきたのであれば、話して欲しい。 もう一点は減税


についてのお考えをどうぞ。」という質問であった。


 質問内容も、これから書く答えも記録してたものでないから、その通りでは


ないが、記憶をたどって書かせていただきます。 私の答えは‥‥


 立候補の際には「市会を変えます!」と市民に訴えながら選挙を戦ってきま


した。 でも議会が開催され、委員会が始まり、多年にわたり市議を勤められた


先輩議員を見ると、ただただ「凄い!」と感動すらしました。 私も先輩議員の


ようにしっかりものが言える議員に,知識・見識を積み一ヶ月でも二ヶ月でも


早く市民のために充分働ける議員になりたいと思っています。


 減税をするから、子どもたちに我慢をさせるとか、大事な施策を先延ばしに


するなんてことはあってはいけません。 長期的なビジョンに立ち減税は必要


です。 減税は無駄を排除する行革の裏づけができてこそ実行すべきです。  


 と言うような内容でした。



地域委員会 市民意見交換会 ④ 私の意見

 減税日本ナゴヤの市議の中で 「地域委員会の全市実施」について


異議を唱える者は一人もいないと思う。 では今までのモデル実施の


まま受け入れてスタートすれば良いと主張する市議もいないと思う。


 ここでは、減税日本ナゴヤ市議団の意思統一されたものを発表する


わけではなく、鹿島としあきが一人の市議として8回の意見交換会に


参加して感じたこと、これからの地域委員会についての私見を述べさ


せて頂きます。 これから我が市議団ではベストな地域委員会の在り


方を求め 慎重に討議がなされ、議員提出議案の作成作業に入るだろ


うと思われます。



 意見交換会に参加して 私の率直な感想を述べよう。 モデル実施の


学区によってかなりの温度差を感じた。 また学区によって意見交換会


の雰囲気がかなり違っていた。 トップスタートの田代学区。 私がこれ


から推し進めようとしている「地域委員会」は 市民にとってマイナスなの


だろうか?と悩みつつ会場を後にした。 2回目の西区、行くのに気が重


かった。 気を取り直して愛妻を伴って会場入り。 この日は市長も参加


されていた。 何と西区・江西学区の意見交換会の雰囲気はとてもアット


ホーム、和やかではないか。 もちろん2・3の反対意見は出されたが。


 3回目からも、賛成:反対意見が2:3から3:2の範囲内で平均すれば


やや反対意見が多く述べられたように感じた。


  

 地域委員会の市民意見交換会に出席して、その時に出された賛成・


反対意見の一部を書いてきた。 そして私の感想。 次に「では地域委員


会はこれからどうなるのか、どうあるべきか?」 私見を述べたい。



 地域委員会を全市実施に踏み切るのか? これはNOである。 今のま


まの制度ではNOである。 「地域委員会」の理想や基本的な主旨には賛


成である。 ではどのように修正すれば賛成に変わるのか?


 まず第一に、周知度・認知度が低すぎる。 全市民の関心が高まり、ど


の市民からも認知されることが必要である。 広報活動をしっかり実施す


ることも必要だが、住民自治の意義を住民が認知しなければならない。


 第二に選挙の方法を変えなければならない。 登録制も廃止である。 


ネットなどをフル活用して、費用の掛からない選挙を実施し、投票率も7


割・8割を超え、高校生から選挙権を与えるくらいの改革が必要である。


 第三に 地域委員会に費用が掛かり過ぎるのを是正しなければならな


い。 予算ありきの予算を与えるのではなく、現行の半額程度の上限で、


その地域に本当に必要な施策を検討して、その施策に予算を認める。


予算について言えば、「縛り」を極力廃止する方向で考えたい。 選挙費


用も1学区250万円は高すぎる。 もっと効率よく選挙ができないかを検


討しなければならない。


 第4に、既存団体との調和である。 名古屋には「区政協力委員会」とか


「学区連協」なるものが有り、市政・区政の中で大きな役割を果たしている。


モデル学区報告会でも、学区連協と上手く連携している学区は地域委員


会の活動が活発に行われていた報告が目立った。 


 最後に「自分たちの地域は自分たちで」という主旨から、区役所職員の


負担を最小限に抑えなければ長続きしないだろう。 モデル学区では,区


によって多少の差はあれ、区の職員の手助け無しでは成り立たないだろう


と思われた。 行政との連携は必要だが、自立した委員会の活動も不可欠


である。



 以上 述べた改良点をさらに検討して来年度は40学区でのモデル実施


を提案したい。 今年度まで行われた地域委員会モデル学区を増やした


だけでは意味が無い。 現行のモデルでは充分に検討がなされ、欠点も


指摘された。 今までに無い斬新なモデルを提案したい。


 40学区の内、10学区ごとに特色を変える。 例えば10学区は、中学校


区で実施、10学区は二つの中学校区で、10学区は三つの中学校区で、


残りの10学区では区を3等分・4等分した区域で実施するなど、規格を統


一する必要は無いんではないか。 また委員の選出についても、3通り・4


通りの選出方法を提案し、その中から一つ選んで、採択。 予算も一律で


はなくて、その委員会が提出した施策に応じて与えることはできないだろう


か? 学区連協そのものが地域委員会に変わったものから、学区連協の


役員を一人も入れない地域委員会を立ち上げてみても良い。 多種多様


にわたる地域委員会を考えてモデル委員会を実施したいものである。



地域委員会 市民意見交換会 ③ 反対意見

 今回は反対意見です。 同じ内容の意見は省きました。 メモ書き


をまとめましたので、表現は多少異なるかもしれませんが,ご了承


下さい。 また、全てを掲載したわけではありません。



③ 反対意見


 ・ 地域住民のアンケートの回収率が悪く、住民の意見の吸い上げに

  課題が残る。


 ・ 学区ごとにやったりしなかったりでは良くない


 ・ モデル事業は全市の3%の8学区しか行われず、公平に民意が

  反映されていない。


 ☆ 青パト・防犯灯・消火器設置を町内会が自費でやっている。


 ☆ 地域委員会と区政協力委員会は2重になり反対。


 ☆ 税金を使って音楽会、盆踊りなどは税の無駄使い。


 ・ 予算があるから何かしようでは、どうか?


 ・ 住民自治という新しい概念で始めても、学区連協から抜け出してない。


 ・ 低い投票率で選ばれた人に、予算を使う権利を与えてよいのか。


 ☆ 地域委員の選挙が登録制であるのが不透明で良くない


 ☆ 選挙にお金が掛かりすぎ。250万円?


 ☆ 区役所職員がたくさん出て人件費が無駄。


 ・ 区役所惻の負担が大きいが、全市実施になったら対応できるのか


 ・ 制度そのものに欠陥がある。予算権を持ったボランテイア議会はだめ。


 ・ 行政がやらなければならない事業をやっている。


 ☆ 行政の行き届かないところに手を差し伸べるべきだ


 ☆ 孤独死・児童虐待は,地域委員会ではなくならない。


 ☆ 数%の住民しか認知してない。 もっと広報活動を。


 ・ 予算額が大きすぎるので、町内会に分配して欲しい。


 

 以上のような反対意見が出されました。


地域委員会 市民意見交換会 ② 賛成意見

 今回は、市民意見交換会で出された 賛成意見を書いてみました。


メモ書きを整理しての箇条書きですから、完璧にそのままの表現では


ありませんが、意見の主旨はそのままお伝えします。


 ただ真偽のほどは、このブログを読まれた方が判断してください。


尚、出された意見全てを掲載したわけではありません。 ご了承下さい。



② 賛成意見


 ・ みんなで話し合うことはとてもよいことだ。


 ・ 地域委員会の新しい時代の住民自治と言う理念は素晴しい


 ・ 行政との連携を議論できる場になったのは有意義だ。


 ☆ 委員の中に若い人がいる。 素晴しいことだ。


 ☆ やることに意義がある。下から上への静脈だ。


 ☆ 「自分たちのことは自分でやろう」、これが地域委員会の成果。


 ・ ハード面が充実したから、ソフト面も強くなった。


 ・ 役員・委員の方が、中高生も取り組んで本当によくやっておられた。


 ・ 委員が市民の選任を受けた意義は大きい。


 ☆ 地域委員会が学区連協と同じメンバーだったのが良い


など等、賛成意見は、意見交換会では少数意見であった。