『評決』 シドニー・ルメット | 夜 中 袋

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トキメキ備忘録

吹き替えの映画には

吹き替えなりの楽しみ方があることを

A嬢からおそわる前は、

吹き替えの映画が、ちょっと気持ち悪くて観られませんでした。


なので、

テレビで放送される映画をほとんで観ておらず

なもので

映画に触れる機会も少なく、映画を楽しく観るようになった時期は、遅いかもしれません。


なぜに

こんな言い訳を記すかといいますと

昨夜観た

『評決』1982年 THE VERDICT シドニー・ルメット監督

なのですが、

今年9月26日に亡くなられた ポール・ニューマン主演の作品です。


実は・・・ポール・ニューマンの作品を意識して観たことがなくって

「外国人の顔は同じに見える~あせる」と感じていた頃の代表的な俳優さんで、

つまり、何をいいたいかといいますと

ポール・ニューマンについて、イメージを持っていなかったことに気づきました。



なので、名優の芝居をイメージなしに楽しめて、とっても良かった。


観終えて、すぐにもう一度観たくなりました。


落ちぶれた姿に嫌悪感を感じ

立つ時だと思って、裁判にすることを決めたときにも不安を感じ

裁判の勝敗についても最後までとっても不安・・・


そんな、安心感を与えられない男がとてもよかった。


そこで、先の疑問。

イメージがあったら、どこか安心して観られたのかな?ということを思いました。


法廷もののストーリーとしてはたぶんオーソドックス。

しかし、

やっぱり、

映画もストーリーではないのです。


格好よく、とっても面白かったです。