私が以前設計監理させて頂きました住宅のお施主様から、薪ストーブ設置のご相談があり、昨日、ストーブの設置・煙突工事の立ち会いに行って来ました。
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こんにちは!古民家専門の建築家 一級建築士の與那原浩です。築50年以上の古民家を中心とした耐震診断・耐震設計・耐震補強工事・古民家リノベーション工事を行っています。プロフィールはこちらをご覧下さい。
設置工事後の薪ストーブ
壁と床に、熱を遮断するための保護シートやプレートも設置。
竣工当時のお施主様の広々としたリビングです。
キッチン側から見ても、大空間です。
和室も隣接しています。
こちらの住宅は、当社のサイトで、ご覧頂けます。
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與那原浩建築設計室公式サイト
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こちらのお宅は、和モダン&自然素材の家で、リビングがかなり広く、奥さまがお料理好きなご家庭です。
そのため、設計当初から薪ストーブの設置をご提案させて頂いておりましたが、当時はまだ調理用大型ストーブがあったため、薪ストーブの設置は見送っておりました。
ところが、この冬にそのストーブが壊れたため、今回設置したいとお施主様からご相談がありました。
薪ストーブは、設置や煙突工事の際、天井や屋根に穴を開けることになるので、設計者である私が、業者と打ち合わせして工事に立ち会うことが必要となります。
煙突工事を自作でする方がおられますが、よほどの施工技術を持った方でないと、安全面的に問題が起きる可能性がありますので、建築士やストーブ専門業者を通して、設置工事を行うことをお勧めします。
雨漏りすると大変なので、雨仕舞はしっかり処置します。
遠目からも施工がきちんとされているのが確認できます。
お施主様にとって、住宅の一番よい場所をご提案し、家の構造や屋根の雨仕舞にも問題のないよう細心の注意を払っております。
こちらの薪ストーブは、北欧ノルウェーのヨツール社 の調理用薪ストーブ(JOTUL F 400)を使用しております。
ヨツール社は、ノルウェーでもっとも古い生産工場の一つから誕生しました。1853年、ノルウェーのオスロ郊外の鋳物工場からスタートし、鋳物製ストーブを主力商品として成長し、ノルウェー国内で最大級のストーブ製造工場に発展し、ノルウェー全土に製品を販売するまでに大きくなりました。
現在は、アメリカ、フランス、英国に子会社を持ち、ヨーロッパを中心に世界中の40ヶ国にノルウェーの伝統的な薪ストーブを販売しています。
見た目はクラッシックなデザインですが、クリーンバーン(自動二次燃焼システム)による美しい炎を堪能でき、二酸化炭素や不純物が排出されないよう環境に配慮されたシステムが導入されています。
薪ストーブは、灯油よりお金がかかりそうなイメージですが、ランニングコストは灯油と大差はないそうです。
冬の間は、夜間でもタネ火を残すことができ、火力も強いので、家全体がずっと暖かさを継続できるそうなので、寒冷地には灯油
ストーブやエアコンよりコスト的にもお得なのかもしれません。
その上、今回のストーブのように、煮炊きができるタイプだと、さらにコストパフォーマンスがよさそうです!
私が建築に携わる古民家や和モダンの住宅にもデザインの相性がいいので、薪ストーブ設置など今後もお施主様にご提案していき
たいと思っています。また、住宅のことなら、何でもお気軽にご相談下さい。
今回の薪ストーブ設置は、愛媛県北宇和郡松野町延野々1450にある株式会社山崎農機様にご協力頂きました。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。