HZL VS200Gです。
突然動かなくなった。ドロップフィードを動かしてみるが動かない。下が動いてないとの事。
新品だがネットで安く購入されてるんで、エクシード含め、これらのダウングレード版に共通してるギア割れが起きてるなら修理コスト考えて修理しない方が良いかも?とお電話でお伝えしてました。
ただ、この機種。
ドロップフィードの動作不良多い印象があるので、それかもな?動作不良だけなら修理。プラスチック成型された部品が砕けてるようなら、ギア割れと同様の理由で修理パスかな?
そんな見通しを立てて伺いました。

実際には、上も下も全く動かない。はずみ車、どちらにも全く動かずガチガチ。
固着かもしれないが、全く動かないので隠れている部分が確認できない。従って力任せは現時点NG。
5ミリでも動かしたいんで、226と556を、ほぼほぼ全ての駆動箇所に注入して、劣化グリス除去もするが、全然動かない。少しでも動いて六角ネジ部とか表出しないと外すこともできない。
下軸をペンチでつまんで、左右に動かすと2ミリぐらいは遊びがある。釜も2ミリくらい左右に連動して動く。送り他も同様。下では無く上が原因と判定。
しかし、これだけ226と556が浸透してるのに、はずみ車1ミリも回らない。下軸側が大丈夫なら、上軸を強引に動かしても割れたり折れたりする部品は無い。
ところが、ハンマーで叩けるような強度のあるフンドウのような部品が全く無いし、上軸をペンチでつまんで動かそうにも力が伝わらない。当然、はずみ車を力を入れて回そうとしても力が伝わらない。
最後の秘密兵器。ゴム製のご高齢の握力の無い方が固まった瓶の蓋を楽々開けられるという内側が細かい山型のヤツ。
これで、はずみ車を回すと5回目で5ミリ動いた。ここからは油を付けるのと焼き付き除去を平行して回していくと、段々回転し、最初、固い回転だったが、最終的にクルクル回るように、送りも上下前後、天秤・針棒も上下問題なし。釜も回るし、タイミングも狂ってない。組み立てて縫ってみたけど絶好調。お客さんにも試縫いいただき問題なし。
1か所が固着によって、本来戻る場所に戻れなかった為、ブレーキになってました。ギア割れじゃなくて良かったです。
無事終了です。