ミシンが全然動かないとの電話だったが、現地で改めて伺うと、糸がグチャグチャになって縫えないという説明。

 

足ふみだけどね。

 

 

前にもお邪魔したことあるんだけど・・

 

今回は、糸案内3か所と糸調子器に糸がかかっていない。

 

糸掛けが違うのだから縫えない。

 

糸調子器が半回転しちゃってるし、ボビンケースの板バネ緩めすぎ。これも縫えない。なんかやっちゃうんだろうね。

 

まあ、間違いなんだけど。

 

糸調子器の位置直して、ボビンケースのテンション正しくして、糸掛けを正確にしたら綺麗に縫えました。

 

お客さんにも試縫いいただいたんだけど、針が針板から抜けてないのに生地を引かれたり、生地を挟もうとされたり、生地を外れて、生地が無い状態で5センチくらい縫われたり。

 

マチの打ち方も、チャコの線上に真っすぐ打たれてて、抜くのが間に合わず、マチを縦方向叩いたりと・・

 

使用方法について、間違いなく故障を引き起こしそうな操作については、指導させていただいたけど・・・

 

あと、ついでに下糸巻いといて・・と、3色3個は、ついでとは言わんと思うけど(笑)3個巻いてあげました。

 

正しく使えば、正しく縫える状態には、なってます。

もう1台見てほしいとの事。ジャノメの古いのだけど、バックしか出来なくなってほってあったと言われたんだけど。

 

 

固着が原因だから、すぐ直ったけど。直ったら、バックしかしないという症状が原因だったことの記憶があやふや?

 

糸調子器も緩んで飛び出してたんで修理。

 

綺麗に正常に縫える状態に戻したんだけど、試縫いをいただくと、フットコンなんだけど、手元ボタン探されたり、リバースボタンわからなくて、生地あるのに押さえレバーをリバースと思われて上げてフットコン踏まれたり危険なんでね。

 

HZL7000との使い方の切り替えが難しそう。けがとかされたら困るんで、7000なら押さえ上がってれば自動停止するけど、古いジャノメはフットコン踏んでる限り動くしね。直したんだけど、こっちのミシンの修理代結構ですんで使わないでくださいとお話しさせていただいた。

 

安全第一です。

上糸と下糸の調子が合わない。色々やったがダメ。

 

この色々が問題を大きくする例が多いんだよね。

 

HZL7000なんだけどヒューマンエラーの重ね掛け的な・・。操作・用法に問題あって壊しちゃったっていう感じかな。

 

実際に縫った布を見ると、裏地に小さいループが出来てる。エンコーダーが壊れた可能性もあるが、今回は操作・用法だろうなぁ。

 

 

ボビンケースの糸バネが開いて変形してる。これは交換した。

 

針も反ってるんで、新しい針を出していただいたんだけど、針山に刺してあるような使いまわし品。で、全部曲がったり反ったり。とりあえず手持ちの新品つけた。

 

針の止めネジ、ガチガチに締めこんであったね。ねじ切れるリスクあるよね。

 

ボビンも1個しかない。備品管理に問題ありかな。そのボビンも外縁に傷くぼみ出来てるしね。たったそのぐらいの事で・・と言われるんだけど糸がハマっちゃうんでね。ボビンも手持ちに変更。

 

で、工業用の糸を直接セットしてるんでアウトだよね。工業用の糸は真上にしかスムーズに糸繰り出されないんでね。

 

さらに、糸ゴマ押さえの穴に糸を通し、下糸巻き案内にまで糸を通し・・糸が出てこんわね。糸調子狂うし、針も曲がるし、ボビンケースの糸バネも開くわねぇ。正しく糸掛けをして正常に縫えるようになりました。

 

他にも針板もきちんと止めてなかったりとかあったんで、操作・用法を正しくされないと、故障を呼び込んじゃうんで心配ではあります。