「イットと、まちがわれて:~元首相はITのことを「イット」といった~」(石藏拓)

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もう一昔前になりますね。ホリエモンがまだ「現役」経営者だったころ。

 

日本にITバブルが発生し、理系文系問わず、学生がSEに引っ張られた時代がありました。

 

その時代に、おそらくIT土方産業界で人材派遣をやっていたと思しき著者による回顧録です。

 

SE自身の回想録というのはたまに見かけますが、派遣営業の人の話っていうのは、結構珍しいのではないでしょうか。

 

まあ、今とそんなに、本質的な部分では変わっていないのではないでしょうか。文系の学生にも「大卒なら専攻不問」でSEの人買いの手が、ってところも、今は再び当時と同じ塩梅になってますし。

 

具体的な苦労と嘆きのエピソードが満載された本。読むに値します。

 

そしてまた、ある種の友情物語とでもいうのでしょうか。不思議な読後感をもたらしてくれる本でもあります。

 

この業界に関心があれば、有料でもどうぞ。