ヨモスガラブフィルムスblog -38ページ目

日記 予告編

8/18
 
 前の日の夜に降った雨のせいか、妙に涼しい日。

 ヨーロッパ企画という劇団がやっている「ショートショートムービーフェスティバル」の一時予選会に屋根の上の赤い女のチラシを配布してもらうことになったので、ついでに日テレのスタジオに観に行く。最近御用達スタッフてれすどん2号の短編も流れる。なかなか面白いものもあった。ドツルツ、というユニットの作品のクレイアニメ風表情表現が、顔面の意味を考えさせられた。

 年末に神戸に行くことになるかも。神戸土着精神を知りたい。

 銀座シネパトスにて「日本の黒い夏 冤罪」を観る。オーバーアクトだが、気にしなくなるほど推進力を持った映画。「ごめんね、いろいろ言って」の一言に、微笑んで吹き出した。サリンが住宅に流れ込んでいく映像の後に、住人の赤子に乳をあげる生々しい母親のカットが効果を産む。劇場を出た後、銀座の街の風景に対して長い期間の意識の異化を産んだ。歩く人が皆、なんらかのムードを背負っているのが見える。ムードは何かを増強し何かを弱める。映画のテーマをここまで追体験できるとは、意図したものか、熊井啓

 

 Youtubeからの「屋根の上の赤い女」予告編を掲示してみる。

また東京へ

8/15

 キム監督の映画は無事クランクアップ。初カメラマンもまあ、及第点か。
助けを借りてなんとかこなせた。暑いが楽しめた現場だった。

 撮影から帰ってきて、東京にて銀座Apple Storeで熊切監督とトークショーをした。「屋根の上の赤い女」の予告編とかを流してもらう。


 トークの時間まで、タバコ吸いにいかない?と言う熊切監督と出て、
ストアの前でだらだらと話す。まあまあ打ち解ける。ちょっと秘密の話にもタッチ。結局ゾンビ話に終止。

 トークでは、ずっとウインドウズでした、と監督談、冷ややかな空気と笑い声が混じる会場をたのしむ。

 終わってから飲み。熊さんに学生時代に参加した、新撰組とゾンビが戦う映画「獄穴山B地獄」のDVDを渡して、観て下さい、と頼む。なぜ渡したかはなんとなくなんだけど、鬼畜がなかったら撮られなかった作品で、無茶な映画だがおもしろいので、これを撮った監督は今埋もれてるから、責任とって下さい、という気分でだった。ただいま観想待ち。


8/16

 Podcastで配信されている映画予告編チャンネル、「PodTV」の取材。
初めて動画でインタビュー撮られた。緊張する。記者さんが、逐一インタビューを
中断してカメラアングルを変える。凄くナナメとか。妙だ。


 暑い。DVDで「ドラえもん のび太の魔界大冒険」の新しいバージョンを借りて観る。基本的に新ドラは嫌いじゃないが、新版ならではの変更点には疑問。必要性があるのか。銀ダーツはジャイアンの仕事だろう。何が何でも。あとは、ちょっとカタルシスに欠ける。画の具合とコネタは素晴らしいと思う。あと歌が武田鉄矢じゃない。

明日イン

 3時間睡眠空けでキム監督と朝ご飯。プリントした脚本を製本して、小口カメラ先生を待つ。南山城村に移動。ロケ地の草刈り。草刈り機のエンジンがなかなかかからん!暑い!蚊多い!小口先生がカマを二刀流だ。似合う。

 宣伝関係電話、暑さで参ってる時に来たので少しいらついてしまう。今は無理!今は無理!でもたしなめられる僕。ごめんなさい。

 某P(女子)から電話で9月~11月の予定だけ聞かれる。いけますよー。というと、内容そっちのけで、じゃあまた連絡しま~す!、と。何なんだろう。募る思い。

 ロケ地の納屋をお片づけ。臭い。汚い。肥え桶あり。アレルギー性鼻炎勃発。小口先生が活躍。農具が似合いすぎている。ワンカップ飲んでガード下にたたずむのも似合う彼だ。ドアの隙間からシャイニングもそら寒くなくできる。ねこじるの目を持つ男。


 戻ってカメラテスト。燻煙が映るかテスト。車中にて燻されるキム監督。

 今日は早く寝たい。