ヨモスガラブフィルムスblog -36ページ目

ダイゲイ後

8/25

 有楽町。ダイゲイフィルムアワードin Tokyoに行く。
トークイベントをこなす。「プライスタグ」監督友野くんと久々に話す。
ほかのトークメンバーは
「おそいひと」監督 柴田剛さん
「剥き出しにっぽん」監督 石井裕也くん
の計4人+宣伝の山下さん(写真左。ガンダム狂)。

8/26

朝からダイゲイフィルムアワード二日目。作品上映の合間に上映告知。
 学生の作品は結局あまり観られず、
「葛城天使」「おっさんの葬式」「カラヴィンカの巣」
「未来」「RIDDLE」「夢際の扉」「ノゾミの冒険」
のみ鑑賞。

 マイベストは「未来」
地味だけどちゃんと感情が動く映画。撮影も抑制が効いていて正確。いい。

 次点は「カラヴィンカの巣」
どっかで観たことのある感じではあるが、台詞無しで長尺観ていられる。役者がかわいそうでいい。

 「悪女入門」がおもしろそうで、観たかったのに観れず。くやしい。
誰か観せてください。

 終了後。豪華メンツで呑む。
 なつかしメンツ勢揃いで、有楽町ガード下に大芸出現。

8/27

 一日事務。
ケーブルテレビで
手塚アニメ「ブレーメン4」と「キルビル」鑑賞。
パロディ、オマージュがてんこもりな二つの作品だった。


「ブレーメン4 地獄の中の天使たち」
ブレーメンの音楽隊の動物たちが都を目指していたら宇宙人と出会い、秘密道具で人間に変身するが、やがて独裁国家の紛争に巻き込まれる。
クライマックスは途中からゲスト出演してきたブラックジャックと独裁国家の首相との隠されていた親子関係が明かされ、父と子のオイディプス王的バトルに。

ちゃんと手塚治虫が作ってるだけあって、無茶な快楽作。
バンドが一つの旋律から曲を組み上げていくシーンにはたまらない快感がある。
漫画にはできないことの一つをやりたいと思った虫プロの明確な意図がアニメ化にある。なにしろ原画も手塚治虫が描いていた。

「キルビル
以前観た時と印象が一緒。
足の親指を回すエピソードが、主人公への感情移入メカニズムのひな形を示してくれている。
アクションが長過ぎる感じがして後半だれるから2の方が好き。

ダイゲイ フィルムアワード

昨日も行ってきたが、
今日も
ダイゲイフィルムアワードin Tokyoに行ってきます。
上映の告知をするよ。

青春とかゆさ

 一番強い芯のみをやる、ということで、扱う情報量の増加に伴う破綻に対処するしかない。という選択はいつもいつもクライマックスで目の前に現れる。

8/23

 午前中、渋谷ユーロスペースにて「けものがにげる」「屋根の上の赤い女」の内覧試写。久々に村松監督と会う。試写が終わり、近くの喫茶店へ世間話に行く。
 村松作品「けものがにげる」と「河童のクゥと夏休み」の連続性について主張。少年青春、青年青春、結婚青春、出産青春、仕事青春、壮年青春、ひと串につらなる物語の先には未定の未来が必然として意識されて初めてその態を成す。その未定の未来を、皆はどこまで思い描いているのだろうか。
 青春は「まだ見ぬ未来へ」が成されなければ「輝ける黄昏」へ向う。映画「リトル・ミス・サンシャイン」はこの両者を同時間上で同列に扱っていたと思う。

 ダニに噛まれたらしきかゆみを止めるため、バルサンとかゆみクリームで対処。かゆさに対する意識が高くなっており、街頭CMの中で流れていた女性の陰部かゆみ止めフェミニーナ・ミストまで効くかな、と考えてしまう。

 かゆさと青春を結びつけようと考えて、無理矢理だ、と感じてやめた。それほどまでにかゆいのです。