富山城址公園の前を通りました。

高岡の開祖と云われている前田利長は
富山の役の後、富山城を大改修して隠居城としたそうです。
(後に火災に遭い、高岡城を築いて移る)

寛永16年(1639年)加賀藩第3代藩主前田利常が
次男利次に10万石を与え富山藩が成立、藩主の居城となりました。

この初代藩主である利次が城を整備したようで
土塁が主体で天守は建てられていなかったということです。


富山城址新旧比較図というのが掲示されていました。
神通川がすぐ側を流れていたんですね。


現在城址公園にある模擬天守は戦後復興を記念して建設されたもので
旧本丸の、鉄門跡の石垣の上に建てられているということです。


郷土博物館として富山城の歴史などが展示され
江戸後期の富山城復元模型などもあるそうですが・・・年末で休館中。


戦後の建物なのに新しく見えると思ったら
平成17年(2005年)にリニューアルオープンしたそう。
郷土博物館は戦災復興期を代表する建築物として
国の登録有形文化財に登録されているということでした。



石垣には「鏡石」と呼ばれる大きな石も使われています。


模擬天守が、鉄門の桝形に建てられていることが判ります。
右手の石垣は現存する櫓台だそうで
新しい石垣とは色も風合いも異なっています。